【インタビュー】「炎上弁護人」真木よう子 初挑戦の弁護士役は「演じやすい」 ネット社会に対する憂いも吐露

2018年12月4日 / 19:03

-朋美役の仲里依紗さんとは初共演ですが、どのような印象を持たれましたか。

 仲さんはすごく人見知りで、おしゃべりをするタイプではないですけど、スッと役に入ることがお上手で、とてもやりやすかったです。台本に「涙を流す」とは書いてないのに、涙を流されたシーンがありましたが、とても説得力のある涙でした。あとは、かわいいです(笑)。

-Webニュースの記者・馬場明役の岩田剛典さんはいかがですか。

 三代目J Soul Brothersの方なので、ロケがあると聞いたときに「大丈夫なの?」と思いましたが、オーラを消すのがすごくうまくて、本当に誰にも気付かれずにスムーズに撮影ができました。もちろん地味な格好はしていましたが、そのテクニックに一番驚きました(笑)。

-真木さんのネット社会に対する意見をお聞かせください。

 以前、ドライブレコーダーに録られていたおじいさんの姿がYouTubeにアップされた事件があって、それを知った後に、バス停付近に乗用車が止まっているから、バスが止められないという現場に遭遇したんです。そのとき、あるおじいちゃんが「バスが止められないから前に行きなさい」と乗用車のドアを開けようとするのを見て、「あっ、ドライブレコーダーに録られる!」と思ったんですが、こういう、ある意味善意の行動も悪くなってしまうの? 私がおじいちゃんを止めた方がいいの? などと考えると、面倒くさい世の中になってしまったな…と感じます。ある一部分だけを切り取られる怖さもありますね。

-最後に視聴者にメッセージをお願いします。

 ドラマでは現実と同じように、ネット上に名前も顔も分からない人が無責任な書き込みやつぶやきをしていますが、結局は人がやっていることで、人対人だということに主人公が気付きます。そういう意味では、見ている方々もネットやSNS上の見えない相手に対する感情が少し柔らかくなるんじゃないかな。このドラマを見て、ネット上で発信するときこそ、きれいな言葉を投げかけよう!みたいなメッセージ性のあるドラマになればいいと思います。

(取材・文/錦怜那)

アウトローな弁護士・美帆を演じる真木よう子

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

「光る君へ」第十五回「おごれる者たち」見どころを成立させるドラマの積み重ね【大河ドラマ コラム】

ドラマ2024年4月20日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。4月14日に放送された第十五回「おごれる者たち」では、藤原道長(柄本佑)の長兄・道隆(井浦新)を筆頭に、隆盛を誇る藤原一族の姿やその支配下の世で生きる主人公まひろ(吉高由里子)の日常が描かれた。 … 続きを読む

「今回は、極上のエンターテインメントを作ったつもりです」 『悪は存在しない』濱口竜介監督【インタビュー】

映画2024年4月19日

 長野県の自然豊かな高原を舞台に、代々つつましい生活を続けてきた住民の、レジャー施設の開発をめぐる生活の変化を描いた『悪は存在しない』が、4月26日から全国公開される。本作で第80回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門で銀獅子賞に輝いた … 続きを読む

【週末映画コラム】気持ちのいい人情喜劇『あまろっく』/山田太一の小説をイギリス人監督が映画化『異人たち』

映画2024年4月19日

『あまろっく』(4月19日公開)  理不尽なリストラに遭い尼崎の実家に戻ってきた39歳の近松優子(江口のりこ)は、定職に就くことなくニートのような毎日を送っていた。  ある日、「人生に起こることはなんでも楽しまな」が信条の能天気な父・竜太郎 … 続きを読む

小関裕太&岡宮来夢、念願のロミオ役に「プレッシャーも力に変えて頑張りたい」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2024年4月19日

 上演の度に大きな話題を呼ぶミュージカル「ロミオ&ジュリエット」の3年ぶり6度目の上演が決定。5月16日に東京・新国立劇場 中劇場で幕を開ける。  本作は、2001年にフランスで生まれ、世界20カ国以上で600万人以上を動員したメガヒットミ … 続きを読む

「自由に映像を撮れることを楽しんでいる作品だと思います」 山本奈衣瑠『走れない人の走り方』【インタビュー】

映画2024年4月18日

 映画監督の小島桐子はロードムービーを撮りたいと思っているが、限られた予算や決まらないキャストなど、数々のトラブルに見舞われる。理想と現実がずれていく中で、彼女はある選択をする。台湾出身で日本に留学し、東京藝術大学大学院映像研究科で学んだ蘇 … 続きを読む

Willfriends

page top