エンターテインメント・ウェブマガジン
それだけに「CGが加わると想像以上にすごくて感動しました。蛇尾丸(ざびまる/伸縮する刀)の伸びた状態も分からないまま戦っていたので…」と仕上がりの満足度も高かったようだ。
苦労の末に完成した本作。周囲から届く感想を聞くと、「保育園で子どもたちに『死神でしょ?』『髪の毛切ったの?』とか言って囲まれるようになりました」と明かすと、「困ります。『そうだね~』と言うしかないです…」と苦笑い。何ともほほ笑ましい光景が目に浮かぶ…。
自身はどうか?「クールで静かな役が多く、それが自分に持たれるイメージだと勝手に思っていたけど、恋次役で違った一面を見せられました」とうれしさをにじませると、「優しい年上のお兄さんになれた」とも。というのも、これまでの作品の現場では早乙女が一番年下になることが多かったが、本作では福士や杉咲など自身より若いキャストが多かったため、「年上がしゃべらなきゃ」と頑張って話し掛けたこともあったとか。
もともとは大衆演劇の「劇団朱雀」の2代目として、劇団で一番若いながら座長を務めていたため、周囲に気を使ってはいたが、最終的には「俺がやらなくてもいいか」と諦めることもしばしばだった。しかし、今回は「行動に移さないと駄目」と一念発起。結果、「意外と年上らしくもできるんだな」と新しい発見を喜んだ。
人間として一回り成長した早乙女は今後、役者としてどんな進化を遂げるのか。「普通の生活で感じた今しか分からない感情は、役者としての今後のために記憶しているんです」と前置きしつつ、「父親役は今しか分からない」と、自身と同じような赤ちゃんや小さな子どもを持つ父親役に興味を示した。
さらに、映画やドラマにおいては過去に経験のない恋愛ものを提案すると、「一番苦手です」とつぶやくものの、「苦手なものには挑戦したいので、機会があれば」と意欲もチラリ。クールなイメージから脱皮して、何色にも染まる早乙女の姿を見られる日はそう遠くないだろう。
(取材・文・写真/錦怜那)
ドラマ2026年9月28日
-そんな珠の父・清治は、現代ではありえないほど娘に厳しく接しますね。 厳しい父親の話は、宇野千代さんの著書にも書かれていることです。現代の視点で見るとつらい話ではありますが、当時の家父長制の下では、ああいう側面があったことは事実です。ただ … 続きを読む
ドラマ2026年9月26日
-劇中では、渡部篤郎さん演じる珠の父・清治が強烈な存在感を放っています。珠と清治の関係も物語の重要なカギになりそうですが、2人の関係をどのように捉えていますか。 実際のお父様は、宇野千代さんが「ドストエフスキーの小説に出てくる狂人のよ … 続きを読む
映画2026年9月25日
『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』(9月11日公開) ニューヨークの貧しい家庭に生まれたアフリカ系アメリカ人のアレン・ネルソン(ロドニー・ヒックス)は、貧困と差別から抜け出すため18歳で海兵隊に入隊する。1966年、ベトナム戦争 … 続きを読む
映画2026年9月24日
-クライマックスの「勧進帳」で、歴代の團十郎さんによる弁慶と富樫が重なって映るシーンも、三池監督の発案でしょうか。 團十郎 私からは何も言っていません。三池さんが一生懸命にお作りになって、ああいう形になってよかったと思います。父(十二代目) … 続きを読む
映画2026年9月18日
-お二人は今回が初共演だそうですが、そういう金田一と辰弥の関係をどのように作っていったのでしょうか。 松也 僕のクランクインが、ロケ地の岡山でちょうど奥さんや堀田(真由/森美也子役)さんと3人のシーンでしたので、初日の撮影が終わった後にみん … 続きを読む