「まだブッチャー熱あるよ!」後半に突入しても冷めやらない思い…矢本悠馬(ブッチャー/西園寺龍之介)【「半分、青い。」インタビュー】

2018年8月27日 / 15:07

-そこに菜生も引かれたのか、突然の結婚でしたね。

 北川(悦吏子)先生とふくろう会のメンバー(永野、佐藤健、奈緒)と食事をしていたときに、奈緒が「ブッチャーと結婚するのも面白い」と言っていたし、僕も「イメージが湧きます」と話していたけど、台本をもらったときはびっくりしました。それまで2人の関係が描かれていたわけでも、結婚する伏線もなかったので。ただ、一緒にいることが当たり前になっていたので、ブッチャーとしては、プロポーズを迫られた瞬間に、「当たり前や、こんなに大事な人を失うことは僕の人生では絶対にない!」という確信と覚悟を持ちました。

-北川さんが手掛けた大ヒットドラマ「ロングバケーション」(96)の名シーンの再現にも驚きました。矢本さんが木村拓哉さん、奈緒さんが山口智子さんに成り切っていましたが、感想は?

 最初は自分が演じるとは知らなくて、リハーサル日にいきなり分かったんです。5~6分ほどの長尺で、結構なせりふ量を覚えるのは大変だったし、木村拓哉さんを演じるなんて衝撃的だから、まず木村さんに「申し訳ない」と心の中で謝って、完コピで頑張りました。なのに全然使われていなくて…。『半分、青い。』の撮影で初めて奈緒と練習して、一番自信のある芝居だったからショックでした(笑)。

-怒濤(どとう)の展開、斬新な演出で目が離せない本作ですが、今後のブッチャーの注目ポイントを教えてください。

 ブッチャーが精神面で大人になっているところです。以前は律(佐藤)一筋だったけど、今は菜生が一番大事だし、鈴愛の悩みも聞いてあげられるようになりました。あとは、ブッチャーと菜生の個性がパワーアップして、ボケ数が増えているから夫婦漫才みたいになっています。それがいちゃついているように見えるので、朝から幸せになれると思います!

(取材・文/錦怜那)

「ロングバケーション」の再現シーン

 

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