「まだブッチャー熱あるよ!」後半に突入しても冷めやらない思い…矢本悠馬(ブッチャー/西園寺龍之介)【「半分、青い。」インタビュー】

2018年8月27日 / 15:07

 近年、若手バイプレーヤーとして数々の話題の映画やドラマに出演している俳優・矢本悠馬。本作では、永野芽郁演じるヒロイン鈴愛の同級生ブッチャー(西園寺龍之介)役でコメディーパートを担い、Twitterでは「ブッチャー」がトレンド入りするほどの話題を集めている。後半に突入しても冷めやらない“ブッチャー熱”をたぎらせる矢本が、役に込めた思いや、撮影時のエピソード、今後の見どころなどを語ってくれた。

ブッチャー/西園寺龍之介役の矢本悠馬

-3作連続(「てるてる家族」(04)、「花子とアン」(14)、本作)でお坊ちゃまの役ですが、今回はどのようなキャラクターとして自分の中に落とし込みましたか。

 いじられキャラですね。見た目は派手だし、抜けているところもあるけど接しやすいっていう、学校に一人はいるタイプです。演じる上では、温かみがあって器が大きく、全体的に丸みがある人をイメージしました。ブッチャーが出ることで、お茶の間が明るくなればうれしいです。

-ご自身と重なるところはありますか。

 強がりで、突っ張ったりしているところは似ていないけど、自分の言葉にうそがなく、思ったことを言っちゃう素直なところは似ているかな。

-役作りで特に意識しているところはどこですか。

 明るい性格で、コメディーパートを担っているので、他のキャラクターよりアップテンポでリズムよくしゃべることは心掛けています。ただ、毎回出番があるわけではないので、たまに撮影に行くと、監督から「(テンポが)遅くない?」と言われたこともあります(笑)。

-東京編ではほとんど出番がありませんでしたからね。“ブッチャーロス”に陥った視聴者も多かったでしょう。

 たまに出たときにTwitterで騒がれると、忘れられていないことや、受け入れてもらえていることが分かるし、役者としてインパクトが残せていると実感できてうれしいです。ただ、画面に出ていない間のブッチャーを、皆さんが勝手にイメージして、知らないところで独り歩きしているので、皆さんの想像力に勝つ“ブッチャー感”を出さなければいけないことは楽しくもあり、いっぱいいっぱいでもあります。

-いよいよラストスパートですが、“ブッチャー感”を出し切れそうですか。

 もう終わるんだ…という寂しさと、まだブッチャー熱あるよ!という気持ちがあります。不完全燃焼と言ったら申し訳ないけど、スピンオフで菜生(奈緒)との関係をしっかり描くとか、まだやり続けたいです。人気が高ければできるかもしれないので、投票とかしてほしいです。

-とてつもない“ブッチャー愛”ですが、他の作品でも不完全燃焼だと感じたことがあるのでしょうか。

 ないです。今までは完全燃焼していたけど、ブッチャーに限っては「もっと見て!」という思いが強く、燃料がまだ余っている感じです。彼が持つ刹那の爆発力が大好きです!

 
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