木村拓哉「役をとことん理解したかった」 二宮和也「アドリブは覚えていない」

2018年8月24日 / 16:50

二宮和也(左)と木村拓哉

 映画『検察側の罪人』の公開初日舞台あいさつが24日、東京都内で行われ、出演者の木村拓哉、二宮和也(嵐)、吉高由里子、松重豊、八嶋智人、原田眞人監督が登壇した。

 本作は、都内で発生した強盗殺人事件の捜査方針をめぐって対立する2人の検事の姿を描いた社会派ミステリー。木村と二宮は、検事の先輩、後輩として互いの正義のために対決する役どころを演じた。

 試写を見た人たちから「これまで見たことのなかった2人の演技に引きつけられた」という声が上がっている本作。そのことについて心境を問われた木村は「自分は特に“こうしたい”“ああしたい”というのはないですし、全て原田監督が導いてくれた結果がスクリーンに映し出されているだけ。監督に感謝です」とコメントした。

 二宮も「伝えたいことが明確だからこそ、賛否が分かれる可能性のある作品ですが、そういった声をたくさん頂けるのはうれしいです」と喜びを語った。

 先輩検事の最上を演じた木村は「一線を越えてしまう最上なりの正義を、自分が理解していないと、全てがうそになってしまうと感じていた。原田監督が(新たに)書き込んでくれたエピソードなど、原作にはない部分も含めて、最上というキャラクターをとことん理解したいと思いながらやっていました」と役作りを振り返った。

 一方、被疑者に対する取り調べのシーンで鬼気迫る演技を披露した二宮を、原田監督は「ものすごく良かった」と絶賛。「本番でこちらが予想していた2倍か3倍のテンションでキレてくれて、『これは、すげーな』と思った。2回目、3回目からは、余裕でいろいろとアドリブも出てきて。『そのへんで首つってくれる?』というのは、もともと台本にはないんです」と撮影時のエピソードも披露した。

 だが、二宮は「全然覚えてないんですよ…。台本に書いてないのに『首つってこい』と言うって、どっかで(役として)思っているんですよ」と分析した。

 すかさず吉高が「怖い!そういう人間なんじゃないの?」と突っ込みを入れると、他の登壇者が「役がね」と慌ててフォローし、笑いを誘った。

(左から)八嶋智人、吉高由里子、二宮和也、木村拓哉、松重豊、原田眞人監督


芸能ニュースNEWS

市川團十郎、お正月に「忠臣蔵」 現代ならではの視点を織り込んで作り上げる

舞台・ミュージカル2024年11月21日

 松竹創業百三十周年「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」取材会が21日、東京都内で行われ、市川團十郎が登壇した。  2年間にわたる襲名披露興行を終えた十三代目市川團十郎。今回の公演では、寛延元年(1748年)に初演されて以来、およそ280年にわた … 続きを読む

「全領域異常解決室」エピソード0的伏線回収に反響 「7話でエピソード0を持ってくるこの構成すごすぎる」

ドラマ2024年11月21日

 藤原竜也が主演するドラマ「全領域異常解決室」(フジテレビ系)の第7話が、20日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  雨野小夢(広瀬アリス)は、自分が天宇受売命という神だと気付く。そして話は、4カ月前にさかのぼる。全決で食事を振舞ってい … 続きを読む

「民王R」“秋保”黒川想矢と入れ替わった“泰山”遠藤憲一、若者の闇を知る 「いろいろ考えさせられて、ちょっと泣きそう」

ドラマ2024年11月20日

 遠藤憲一が主演するドラマ「民王R」(テレビ朝日系)の第5話が、19日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、2015年に遠藤憲一・菅田将暉のW主演で放送された痛快政治エンターテインメント「民王」の続編で、総理大臣・武藤泰山(遠藤 … 続きを読む

「ウイングマン」菊地姫奈、大原優乃のアクション、桂氏の出演に反響 「大原優乃と菊地姫奈が特に光ってた」

ドラマ2024年11月20日

 藤岡真威人が主演するドラマ「ウイングマン」(テレビ東京系)の第5話が、19日深夜に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、特撮オタクの高校生・広野健太(藤岡)が、異次元から来たアオイ(加藤小夏)のドリムノートに、空想のヒーロー“ウ … 続きを読む

「あのクズを殴ってやりたいんだ」「腹筋キスはやば過ぎた」「奈緒ちゃんのボクシングすご過ぎ!」

ドラマ2024年11月20日

 ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS系)の第7話が、19日に放送された。  本作は、人生どん詰まりの主人公・ほこ美(奈緒)が、カメラマンの葛谷海里(玉森裕太)と出会い、一念発起してボクシングを始める姿を描いた、クズきゅんラブコメ … 続きを読む

Willfriends

page top