地味な弟から頼もしい食堂の3代目店長へ!斜め上行く展開に「人生いろいろあるな…」上村海成(楡野草太)【「半分、青い。」インタビュー】

2018年8月13日 / 08:30

-食堂は繁盛し、楡野家も鈴愛が離婚して戻ってきたので、またにぎやかになりましたね。

 家族が以前の倍ぐらいに増えていますよね。懐かしさもあり、鈴愛がまた何かするかも…とワクワクする一方、もう何もしてくれるなよ…という気持ちがあります(笑)。

-小関裕太さん演じる見習い料理人・健人という、家族以外のキャラクターも仲間入りしましたね。

 健人はアメリカ生まれの帰国子女で、人と壁を作らない設定で、小関さんもそんな感じです。僕は緊張しいだから楡野家になじむのに時間がかかったけど、小関さんは「あれ、半年ぐらいやっています?」っていうぐらい、1日目からすぐになじんでいたから、少し悔しいけど、とにかく一瞬で家族が増えたので、後半戦の撮影は本当ににぎやかで楽しいです。

-ちなみに、永野さんとはモデル時代にファッション雑誌『ニコ☆プチ』『nicola』でご一緒されていたようですが、改めてどのような印象を持たれましたか。

 芽郁ちゃんが中学生で僕が高校生のときに一緒に仕事をしていたので、こんなにすごい子を中学生から知っているんだぞ!って鼻が高いです。現場でスタートがかかると芽郁ちゃんがいなくなって、鈴愛以外の何者でもなくなるので、本当にすごいな…とびっくりしています。

-朝ドラ出演は弾みになると思いますが、今後はどのような役者を目指したいですか。

 どんな役でも自信を持って演じられる役者になって、朝ドラに帰ってきたいです。でも、今回は20代で出られたので、次は30代で、10年に1回ぐらい出たいかな(笑)。至らない部分が多く、先輩方とこんなに差があるのか…と実感したので、いろんな経験を積んで自信と力をつけてからカムバックしたいです。

(取材・文/錦怜那)

楡野草太役の上村海成(左)と鈴愛役の永野芽郁

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

高橋克典「これは吉良の物語でもあるのだと感じていただけるような芝居をしたい」 堤幸彦「『忠臣蔵』は、演劇的に言えば1丁目1番地的な作品」 舞台「忠臣蔵」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年12月10日

-堤さんと高橋さんは高橋さんのドラマデビュー作以来のタッグと聞いています。堤さんは高橋さんの吉良上野介にどのような期待を寄せていますか。 堤 ぴったりだと思いますよ。生き馬の目を抜く芸能界で酸いも甘いも知り尽くしていますから。デビューの瞬間 … 続きを読む

生田斗真が驚きの一人二役!「最初から決まっていたわけではありません」制作統括・藤並英樹氏が明かす舞台裏【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月8日

-治済に対する仇討ちのため、対立関係にあった蔦重と松平定信(井上祐貴)がタッグを組む展開にも驚かされると同時に、思わず胸が熱くなりました。 藤並 白河藩に戻った後の定信は、それまでとは打って変わって、大田南畝や山東京伝に本を書かせているんで … 続きを読む

板垣李光人「最初から、戦争を考えて見るのではなく、実際に見て感じたことを広めていっていただければ、それが一番うれしいです」『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』【インタビュー】

映画2025年12月5日

-戦場で、田丸が絵や漫画を描くことにどのような意味があったと思いますか。  功績係に任命された田丸には、もちろん何かを書き記すという使命感もあったでしょうが、いつ自分や仲間が命を落とすか分からない状況の中で、自分の世界の中で向き合えるものが … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(8)百年ぶりの復活へ 四代目が掲げた三つの大願

舞台・ミュージカル2025年12月4日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。    2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む

多部未華子「学びの多い現場でした」DV被害者役に挑んだヒューマンミステリー「連続ドラマW シャドウワーク」【インタビュー】

ドラマ2025年12月1日

  -雰囲気のいい現場だったようですね。  中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む

Willfriends

page top