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子どもの頃は一つ違いの快活な姉・鈴愛(永野芽郁)に隠れて目立たなかったが、大学生活を経て就職、結婚し、今ではつくし食堂の3代目店長になるほど頼もしい存在となった草太役を好演している上村海成。斜め上いくキャラクター展開に驚きながらも、丁寧に草太役と向き合う上村に、役へのアプローチ法や、撮影時のエピソード、目指す役者像などを聞いた。
まさか弟役になるとは信じられませんでした。家族も「いやいやいや、ヒロインの弟はない。間違い!」と言って信じてくれませんでした。
信じられない! 本当に出ちゃってる…みたいな不思議な気持ちです。朝ドラで自分の顔を見るとは思っていなかったので、家族も「ふふふ…」って奇妙な感じでした。
自分のことも相手のことも気にしたり、先のことを考え過ぎたり、心配したりするところは似ているけれど、草太ほどではないです(笑)。草太は家族をつないでいるけど、リアルの自分には人と人をつなぐ“つなぎ”の要素がないので、演じながら勉強させていただいています。
自分(21歳)より上の年齢は未知の領域なので最初は戸惑いました。メークで多少変えていただけるけど、見た目が変わっても中身が伴っていないと違和感があるので、自分なりに考えて、30代はどっしり構えているイメージがあるので、重心をぐっと下げるよう意識して演じています。でも、そういった必要な設定が外れたまま演じてしまうこともあって、いまだに試行錯誤しています。
びっくりしました(笑)。でも、リアルってこうなんですよね。家族の中で「賢い」、「空気が読める」と評価されていても、外に出たら社会の荒波にもまれるという。チャラくなったのは、名古屋に出て、家族に気を使う必要がなくなり、開放的になったからだと思います。ただ、結婚を考えていたバーのママに関しては、単に遊んだという結果ではなく、多分、先輩に連れて行ってもらったバーで出会ったママがとてもいい人で、自分が何か悩みを抱えているときに、その隙間を埋めてくれる人だったんじゃないかなと思います。
演じるキャラクターに何も芯を置いていないとフワフワとしてしまって、何をやるべきかも定まらず、せりふを追うだけの芝居になってしまうので…。
それは分かりませんでした。鈴愛(永野芽郁)が上京する前の、家族ですき焼きを食べるシーンで、草太がメレンゲを作っていたじゃないですか。その撮影のときに、スタッフから「草太はいずれ卵関係にいくから」と言われて、何!?って感じでした。その場では具体的に教えてもらえなかったから、パティシエとかを想像していたらカツ丼作りでした。人生いろいろあるな…と思いました(笑)。
カツを揚げるところから教えていただきました。普通のカツ丼と違って、凝ったように見えるけど、意外に簡単に作れました。メレンゲさえうまく泡立てることができれば大丈夫です。僕は箸の持ち方があまりきれいではないので、むしろ、そっちの方を意識しましたし、そこが意外に緊張しました。
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