エンターテインメント・ウェブマガジン
前半は20代なので、声のトーンを高めにして、後半は病気になっていることもあり、ゆったりした動きにしています。ただ、このドラマは15分の中で、すごく泣かされても、その後にクスッと笑えて温かい気持ちで終わるところが持ち味ですよね。それに、和子さんの役割は後者の明るい方なので、シリアスになり過ぎず、見ている方の気持ちをふっと上げられるようなさじ加減で演じました。
和子さんはフワフワと夢見がちで、娘のままお母さんになったような人だから、律は逆に落ち着いていて、年齢が上がるにつれて、お母さんや鈴愛ちゃん(永野芽郁)のことを穏やかに見つめる人になっていると思います。健さん自身も年齢よりも精神的な部分が成熟しているように感じます。それから目が印象的で、あまりしゃべらなくても相手の心を静かに見つめるまなざしが普段もお芝居のときにも見られて、それが律であり、健さん自身の魅力だと思いました。
序盤の萩尾家を紹介するシーンの撮影で、弥一さんと和子さんが写真館の中で「いらっしゃいませ」と言ったときに、谷原さんの声とたたずまいがダンディーですてきで、そのワンカットだけで「こんなふうにやればいいんだ…」と2人の世界観が見えた気がしました。新しい現場ではいろんな方がいて、特に朝ドラは人が多くてどうしていいか分からない瞬間があったり、打ち解けるまでに時間がかかったりしますが、2作目の共演で、人としてもすてきな谷原さんがいると、いつも安心して現場に入れました。谷原さんが弥一さんで良かったし、弥一さんがいたから和子さんが成立したと思います。
夫婦の愛情、母としての律への思い、そして、性格は全然違うけど、同じ子どもを持つ身として、信頼し合い、どちらかが弱ったときには支える関係をずっと続けながら一緒に年を重ねてきた晴さん(松雪泰子)との深い絆で結ばれた友情を見てください。
(取材・文/錦怜那)
ドラマ2024年11月23日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。11月17日に放送された第四十四回「望月の夜」では、3人の娘を天皇の后にした藤原道長(柄本佑)が、有名な「このよをば わがよとぞおもふ もちづきの かけたることも なしと思へば」という「望月の歌 … 続きを読む
映画2024年11月22日
『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』(11月22日公開) 真面目な税務署員の熊沢二郎(内野聖陽)は、天才詐欺師の氷室マコト(岡田将生)の巧妙な詐欺に引っかかり大金をだまし取られてしまう。 熊沢は、親友で刑事の八木(皆川猿時)の … 続きを読む
舞台・ミュージカル2024年11月20日
-なるほど。では、公演が12月ということで、2024年の振り返りをお願いします。 今年は自分で掲げた目標に対しての成果も感じることができたので、充実した1年でした。これまではどこかで「やらされている」という感覚があって、自分の意志でできた … 続きを読む
ドラマ2024年11月17日
Q:合格に向けて、どのように勉強されたか教えてください。 早川 中3の2月に、予備試験を目指すぞって決めてからは、興味の赴くままがむしゃらに勉強してました。平日は、学校から帰ってきて、先ほどお話しした「伊藤塾」のオンライン授業を夜10時 … 続きを読む
映画2024年11月15日
-お2人は今回初共演となりますが、現場での様子はいかがでしたか。 八村 「シェアハウス対ユウ」という構図がある中で、共演者の方々とどういう距離感で接すればいいのか、だいぶ悩みました。でも僕は、役のために距離を取ったりすることが苦手なんです。 … 続きを読む