「鈴木(亮平)くんと思い切って意見をぶつけ合っていきたい」石橋蓮司(川口雪篷)【「西郷どん」インタビュー】

2018年7月1日 / 20:50

-鈴木さんとお芝居の相談をされるような機会は?

 これからやっていこうと考えています。雪篷が西郷家に入って、西郷が難しい局面に直面したとき、どう対処できるのか。そこを演技で埋められるのであれば、お互いに話し合って、「もう少し柔らかく」、「ここは強く」、「上から目線で」といったやりとりをしたいなと。鈴木くんは、そういうことを苦にしないらしいので、思い切って意見をぶつけ合っていきたいです。

-雪篷の人間味を、どのように表現しようと考えていますか。

 まだ登場した直後なので、西郷家に入ってからが勝負だと考えています。西郷家の人たちは全員、レギュラーで出来上がっている人ばかり。そこを雪篷が、どう引っかき回すのか。その辺りを中園さんがどんなふうに書いてくるのか、楽しみにしています。中園さんのせりふは、役者が自分でイメージを作っていけるような文体。それに「沿う」のではなく、自分で考えたものを持ち込める。そういう台本なので、ただ「演じる」のではなく、間に立つディレクターと意見をぶつけ合いながら、早く中園さんと“チャンバラしたいな”と(笑)。

-中園ミホさんの脚本の魅力とは?

 役者に対して「方向性は与えるけど、それをどうやるかはあなた自身」という自由度があるところです。せりふの一つ一つに着想する部分がたくさんあって、どれを拾うかはお任せ。そう言われると、役者は単純に喜んでしまうところがあるのですが、逆に言えば、失敗したら自分が全責任を負わなければいけない。言ってみれば、意地悪な試験問題のようなもの(笑)。そういうふうに“遊べる”ところが魅力です。

-その他、これから楽しみにしていることは?

 これから坂本龍馬(小栗旬)も登場しますが、龍馬が西郷家にやって来る場面があるそうです。そういう事実があったことを僕は知らなかったのですが、非公式かつ家庭的な場で2人がどんな話をするのか。しかも、その場に僕も立ち会えると聞いているので、幸せですね。どんな台本が出来上がってくるのか、楽しみに待っているところです。

(取材・文/井上健一)

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

斎藤工、水上恒司「映像作品としてパンドラの箱を開けるタイミングが来た」【インタビュー】Prime Originalドラマシリーズ『犯罪者』

ドラマ2026年7月27日

水上 今、斎藤さんがおっしゃったように、僕と一生さんがやっている時に、そのシーンにはいない斎藤さんの顔が浮かぶことが一番大きいと思います。その場にいない人の何かを感じながら、目の前の人に対して言葉を投げかけていくことができるのが演技のレベル … 続きを読む

【映画コラム】夏にちなんだ異色ホラーを紹介『オブセッション 災愛』『ユースフル・ゴースト』『だぁれかさんとアソぼ?』

映画2026年7月24日

 一方、タイから届いた『ユースフル・ゴースト』(10日公開)は、さらに大胆な発想で観客を驚かせる。粉じん公害が深刻化したバンコクで、呼吸器疾患によって妻ナット(ダビカ・ホーン)を失ったマーチ(ウィットサルート・ヒンマラート)の前に、彼女の霊 … 続きを読む

関口メンディー「舞台での経験を積んでいきたい」 初主演舞台タクフェス第14弾 「北の島から」で家族愛を描き出す【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年7月24日

 宅間孝行が主宰するエンターテインメントプロジェクト「タクフェス」の最新作、第14弾「北の島から」が11月20日から上演される。主演を務めるのは、本作が舞台初主演となる関口メンディー。日本最北の島・礼文島を舞台に、家族の絆を描き出す本作で、 … 続きを読む

【K-POPもKドラマも深読みしたら韓国が見えた】#「オディソパンマリヤ」、なぜKドラマのケンカは「タメ口」から始まるのか

ドラマ2026年7月23日

▽ドラマが映すパンマル  その感覚は、ドラマを見るとよく分かる。  「トッケビ」では、中年女性がチキン店の若い女性店主を従業員と思い込み、高圧的なパンマルでまくし立てる。店主は最初こそ敬語で受け流すが、無礼が続くと、すっとパンマルに切り替え … 続きを読む

星乃あんな「この映画で「ザ・Jホラー」の魅力を思う存分に感じてほしいと思います」『だぁれかさんとアソぼ?』【インタビュー】

映画2026年7月23日

-姉の小春役の鎮西寿々歌さんはどんな印象でしたか。  SNSやテレビでずっと見ていたので、最初は話しかけていいのかなと思っていましたが、撮影が始まる前の本読みの時から、鎮西さんから「今何歳?」「学校では何をしているの」とフレンドリーに話しか … 続きを読む

page top