エンターテインメント・ウェブマガジン
ドラマ版を作っているときから、柳川(強)監督と「これは、1回放送されただけで、多くの人に気付かれないまま終わってしまってはいけないのではないか」と話していたんです。そこから映画化という話が出て、そのためにはどうしたらいいのかと。NHKが作っているので、映画にするための手続きは監督に任せて、僕は宣伝をどこにお願いしたらいいのか、全国のどこの映画館で上映してもらったらいいのか、などのアイデアを出していきました。縁のある映画館には、自分から上映を持ちかけたところもあります。
素直にうれしいです。どんなドラマでも映画化されるわけではない中、成るべき作品が映画という形になった。僕も初めての経験です。映像作品は映画館でしか見ないという方たちにもちゃんと伝わる作品になったし、映画館で上映されることで、より多くの人たちに見てもらう機会が得られます。映画館であの戦闘機の音を聞いたら、皆さん何かを感じずにはいられないはずです。
僕自身、さまざまな事件や、戦争、社会問題を題材にした作品が好きなので、役者としてもやっていきたいという気持ちを持っています。出演することで、より多くのことを学べますから。そういうものと向き合うのはものすごく大変ですが、挑戦できるのは大きな喜びでもあります。その一方、関わった以上、その問題を知っていただくために、自分に何ができるかという責任感も生まれます。例えば、この作品でも、芝居の現場でたくさんのことを頂いた分、今起きていることに僕自身もしっかりと向き合っていかなければいけない。それが“けじめ”だと思っています。
一つのきっかけになると思います。「アメリカ出て行け!」とか「基地を今すぐ全部なくそう!」ということを言っているわけではありません。それよりもまず、変えていくためにはどうしたらいいのか。そういう根本的な考えを、一人一人がもっと知って、意識することから始めないといけない。実際に行動している一部の人たちだけでは、なかなか大きな変化は生まれません。だから、変化の第一歩として、勇気が必要だということであれば、この作品の千葉さんの姿は、その勇気を生む原動力になるはずです。また、政府官僚の人たちにも見てもらって、自分たちの先輩にこんなに命懸けで行動した人がいることを知ってもらえたらいいですね。
(取材・文・写真/井上健一)
映画2026年11月5日
-3人のキャラクターに共感はできましたか。 そのキャラクター全部に共感できるというのは、あまりないのですが、ポイントポイントでは、そりゃそうだよねって思う共感はありました。ただ、それは違うぞと思ったところもたくさんありました。 -神名役の … 続きを読む
映画2026年11月3日
-お話を伺っていると、参加した皆さんが一丸となって作り上げたすてきな現場だったことが感じられます。 相葉 原作・脚本の平山讓さんは、取材から含めて30年くらいこの作品と向き合っていますし、稲垣(壮洋)監督も何年もの時間をこの作品に費やしてい … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年10月31日
-改めて、この作品の魅力はどんなところにあると感じていますか。 僕は、生きていく中で「解釈力」が大事だなと思っています。生きているといろいろなことが起きますよね。大変な状況や苦しいこと、大失敗もある。でも、起こった事実は変えられなくても、 … 続きを読む
映画2026年10月31日
「クジラに落ちた男」(16日公開)★★★ 父を知り、父を乗り越える 巨大なマッコウクジラに丸のみにされた17歳のジェイ(オースティン・エイブラムス)が、亡き父の教えを頼りに脱出を図る。ブライアン・ダッフィールド監督が描くのは、「ピノキオ」 … 続きを読む
映画2026年10月30日
-以前お話を伺った際、柳楽さんはご自身のお芝居について「以前は自分を役に寄せていくやり方をしていたが、『浅草キッド』の後からは、自分のパーソナルな部分を役に反映させて演じるようにしている」というお話をされていました。今回、竜二という役に対し … 続きを読む