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1990年は4歳だったので、ディスコにはもちろん行ったことがなくて、撮影では目のやり場に困ったし、ダンス指導の先生に男性のステップの踏み方を聞いたら、「いや、基本的に男性は踊らないで、女性を品定めしてた」って言うから、浮かれてんなぁって思いました。それを豊川(悦司)さんに話したら「懐かしいね」って言っていました(笑)。異空間にタイムワープしたようでした。
朝ドラに出られることは役者としての誉れだと思っています。前回はデビューして半年ぐらいだったから何も分からず、一本やりで自信を持ってやっていたけど、当時ディレクターだった勝田(夏子)プロデューサーや、いろんな人に迷惑をかけたと思います。なので今回は恩返しというか、成長した姿を見せたかったけど、意気込み過ぎると正人じゃなくなるから、内心必死になりつつ、肩の力を抜いた武道の達人のようなたたずまいでいました。
若い頃は人生経験も、表現者としてのパターンもないので、一本やりで「いいやりつけたぜ!」ってなるけど、本当は「これだ!」というのはそうそうなくて、パターンは無数にあるし、正解も不正解もなくて、大事なのは相手役に何を渡していけるか?ということ。だから、現場を重ねるたびに、不確か、かつ怖くなって、撮った瞬間から「こうしておけばよかったかな…」と思うし、基本的にはずっとビクビクしているけれど、その分やりがいは増しています。
登場から「何だ、こいつ」感はありますが、上京した鈴愛たちが「この人、何者?」と興味を持てるように頑張ったので、メディアの方も、世間に興味を持ってもらえるように促してください。あと、起こっていなくても、“正人ロス”が起こったように書いてください。「べっぴんさん」(16)に出た林遣都が「俺、ロス起きるかと思ったらチクリとも刺さらない」とずっとぼやいていて、「倫也さんも起こると思ったら起こらないですからね」と言っていたので、絶対に起こしたいです(笑)。
(取材・文/錦怜那)
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