エンターテインメント・ウェブマガジン
さまざまなキャラクターを演じ分け、“カメレオン俳優”として引く手あまたの中村倫也が、本作では律(佐藤健)が上京して最初にできた友人で、鈴愛(永野芽郁)が恋に落ちる、ゆるふわモテ男子の大学生・朝井正人を演じている。恩返しの気持ちを胸に2回目の朝ドラ出演に挑む中村が、キャリアを重ねたことによる役者としての変化や、本役に込めた思い、さらに役者冥利(みょうり)に尽きる、ある現象のくわだてを、いたずらな笑みを浮かべながら明かしてくれた。
謎がある人物は難しいです。やり過ぎると興味を引き付ける要素が減るし、やらな過ぎると、そもそも興味を持ってもらえないし…。漂う雲みたいな人で、いろんな役をやってきた中で、一番あんばいが難しい役でしたけど、今は何とかなったかな…と思っています。
18歳でデビューしたときから「実態をつかみきれない俳優」と思われることを望んでいたので、そう言っていただけて本望です。芸能人的には、パーソナルな部分にほれてもらった方がいいのかもしれませんが、役者的には、「これがはまり役だよね」と見る人が100人いれば100通りの見方をされたいので、今回は正人をはまり役だと思ってくれる人がいればうれしいです。
正人は北海道なまりがばれないように、ゆっくり話しますが、俺も考えながらしゃべるから、話すテンポが遅かったり、微妙な間が生まれたりするところは似ているのかな。
「女の子よりきれいな顔してモテようたって難しいよ。俺ぐらいがちょうどいいんだよ」と正人が律に言うんですが、その通りで、クラスにいたら「まぁ格好いいよね」って言われるぐらいがちょうどいいんじゃないかな。俺も、ものすごくきれいな女性のところには行かないです。かといって俺がモテているわけではないので、正人を通じてモテたいです。最近は怖い役が続いて、街では「井筒さん(ドラマ「ホリデイラブ 」での束縛夫役)ですか…?」「神堂さん(ドラマ「闇金ウシジマくん」での詐欺師役)ですか…?」って、恐る恐る声を掛けられていたので、5月からは「まぁくん!」って老若男女に手を振ってもらいたいです。
見ているだけで笑顔になれるヒロインだから、日本中が明るくなるんじゃないかな。台本のト書きに、正人は「いつもふわふわしてる」「ふわりとした笑顔」と書いてありますが、芽郁ちゃん演じる鈴愛が愛くるしくて、こっちも自然とにこにこできるので助かっています。座長としては、まだ18歳だけど楽しむ心を忘れずに一生懸命やっていて、目の届かない部分を健が横でカバーしているから「何だ、おまえら!」という感じですけど(笑)、いいチームだなぁと思います。
ドラマ2025年4月1日
3月31日から放送スタートしたNHKの連続テレビ小説「あんぱん」。『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルに、何者でもなかった朝田のぶと柳井嵩(北村匠海)の2人が、数々の荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年4月1日
坂本昌行と増田貴久をはじめとした豪華キャストが出演するミュージカル「ホリデイ・イン」が4月1日から開幕する。本作は、1942年に公開された映画『Holiday Inn』(邦題『スウィング・ホテル』)をもとに舞台化されたミュージカル作品。「 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年3月29日
2024年5月にスタートした、吉田鋼太郎が芸術監督を務める【彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd】。待望の二作目となる「マクベス」が、藤原竜也を主演に迎え、5月8日から上演される。藤原に初めて挑む「マクベス」への思いや吉田とのクリエイトに … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年3月28日
「週刊少年ジャンプ」で2020年5月まで連載していた吾峠呼世晴による大ヒット漫画『鬼滅の刃』。2020年に初めて舞台化されて以降、シリーズを重ね、4月11日からはシリーズ5作目となる、舞台「鬼滅の刃」其ノ伍 襲撃 刀鍛冶の里が上演される。 … 続きを読む
映画2025年3月28日
『BETTER MAN/ベター・マン』(3月28日公開) イギリス北部の街に生まれ、祖母の大きな愛に包まれながら育ったロビー・ウィリアムズ。1990年代初頭にボーイズグループ「テイク・ザット」のメンバーとしてデビューし、ポップスターの道を … 続きを読む