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個性派俳優としてアクの強いキャラクターを演じることが多い滝藤賢一だが、本作では、ヒロイン鈴愛(すずめ=永野芽郁)の、自由で能天気だけど優しい父・宇太郎役を好演中。その仕上がりに大いなる自信を見せる滝藤が、撮影時のエピソードや、作品に携わることで訪れた実生活での変化などを語ってくれた。
さわやかな感じになってなかったですか? 笑顔満載、愛妻家でイクメンです。
本当に多くの方に助けられていますし、松雪(泰子/妻・晴(はる)役)さんなしで宇太郎役は成立しないです。憧れの女優さんで、芝居はもちろん人間的にもリスペクトしていますし、絶大な信頼を置いてやらせてもらっているので、自分の役に関しては何の心配もしておりません!
大丈夫ですかね? ああなっちゃいましたけど(笑)。北川(悦吏子/脚本家)さんがどう思われているのか怖いです。「やっちゃえ!」と行くこともあれば、やり過ぎだったと抑えることもあります。スタッフの皆さんの反応を見ながら調整して…。撮影期間が長いので、試しながらいろんなことができて面白いです。
初めてです。北川さんは当て書きをされるということで、撮影前にお会いする機会をいただき、「自分はこういう人間です」とお話しさせてもらいましたが、そもそも、脚本家の方から「会いたい」と言っていただいたのは初めてでした。そのときは、嫌われたら出番が減るんじゃないかと、すごく緊張しました(笑)。今は、北川さんに「当て書きをしているのに、全然違う」と思われていないかという不安があります(笑)。だから、現場でお会いしたときには「どうですか?」と聞いてしまいますけど、北川さんは書いてしまえば「後はそちらで」という考えもあるでしょうから、信じてもらうしかないのかな。役者同士のセッションの中で生まれたものにしかならないですしね。そうはいっても、北川さんは相当な思いを持って書いていらっしゃると思いますので、頑張りたいです。
普通は、ヒロインと相手役の甘く切ない恋模様は描いても、両親の仲良しぶりは描かないでしょうから、この作品で、宇太郎さんと晴さんが手をつないで歩いたり、「うーちゃん」「晴さん」と呼び合ったりするのはとてもすてきだし、かわいいシーンだなと思います。だから僕、子ども4人を義理の両親に任せて、奥さんと2人で朝ご飯を食べに行くときがあるんですが、そういうときは手をつないで歩くようになりました。それまでは「べたべたするのは嫌だなぁ」と抵抗があったんですけど、すっかり影響されましたね(笑)。
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