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岐阜県東部の架空の町・梟(ふくろう)町を舞台にした本作で、岐阜ことば指導を担当するほか、鈴愛(永野芽郁)たちが通う高校の担任・山田先生役で出演もしている俳優の尾関伸次。田舎と東京を舞台にすることが多い朝ドラでは方言指導は必要不可欠だが、指導者の仕事ぶりはあまり知られてない。そこで、そのかわいさにも注目が集まっている方言指導の流れや、生徒としての出演者たちの様子などを聞いた。
実は、岐阜県東濃地方を舞台にしたドラマが始まるということで、僕がその方面の土岐市出身ということもあり、勝田(夏子)プロデューサーに「出演したい」と話していたんです。最初は、ヒロインの永野さんに合わせて女性で探していますということだったんですが、東濃地方の方言ができる人がいないということで、勝田さんから「出演は分からないけど、ことば指導でどうですか?」という話を頂き、岐阜ロケの10月20日から指導をすることになりました。
役者の仕事を始めるときに、事務所の社長に「すごくなまっているから直しなさい」と言われて、極力方言を使わないようにしてきたので、その15年後に、今度は「方言を出してください」と言われても…という思いはありましたが(笑)、そんなに大変ではなかったです。仕事で岐阜に帰る機会は多いし、そのときは自然と岐阜ことばが出るし、割とマザコンで、おかあさんと電話で話すので、よく使っています(笑)。
まずは台本で岐阜ことばが出てくるところを全てチェックして、演者さんにそのイントネーションの音源を渡すための吹き込み作業をします。それを演出部から俳優部に渡してもらいます。そして、月曜日のリハーサルの本読みで皆さんのイントネーションなどをチェックして、さらに撮影現場に立ち会って微調整をします。なので、鈴愛ちゃんのシーンが朝、晴(松雪泰子)さんのシーンが夜だったら、僕は1日中セットの中にいます。
これは僕ではなく、北川(悦吏子)さんによる台本の時点で違っています。律(佐藤健)はとっぽい男の子がしゃべるような岐阜ことばではなく、中流階級の少し気取ったイメージなので、語尾にしか方言は出てきません。逆に鈴愛ちゃんは、リアクションから何から全て、僕の田舎の同級生みたいな濃い目のことばで書かれています。
素晴らしいです。律くんは完璧主義者なのか、細かい語尾のイントネーションやアクセントを気にして、そこは標準語でいいかなと思うようなところでも、「ここも方言の方がいいですか?」と相談しに来たりします。鈴愛ちゃんは1月の会見のときに自画自賛していたように、本当にすごいです。
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