【インタビュー】「ミス・シャーロック」竹内結子「シャーロックは、鍵のかかった部屋がたくさんある謎の多い人」

2018年4月27日 / 20:34

-シャーロックに協力を依頼する刑事・礼紋元太郎役の滝藤賢一さん、その部下の柴田達也役の中村倫也さんとの掛け合いもユニークです。現場ではどんな様子だったのでしょうか。

 私は貫地谷さんが相棒で、滝藤さんと中村さんは上司と部下の関係。いずれもどちらかが振り回して、どちらかが相手に依存している。それぞれのコンビぶりを見ているのが、お互いに面白かったです。

-4人の掛け合いの面白さは、現場でセッションするような形で生まれたのでしょうか。

 そうですね。「自分はああする、こうする」みたいな話はなく、「ヨーイドン!」で各々やってみて、そこから出てくるものを互いに感じ取りながらお芝居を返していく…。そんな感じだったので、とても楽しかったです。

-今回は配信という形でリリースされる作品になりますが、演じる側として期待することは?

 映像的な部分や言葉遣いを含めて、地上波のドラマよりも表現に幅が持てるようになりました。今までにない刺激的な表現もできるので、可能性が広がる。そこに期待するものはあります。演じる上でも、もっと自由にやっていいんだと思うと、ウキウキします。この作品でも、今までとは違う表現ができたような気がします。

-シャーロックという役を演じてみた手応えは?

 外側にある“シャーロック・ホームズ”という要素より、彼女がどんな人なのかというところを突き詰めたかったのですが、いまだに届かない感じです。最終的には不思議な人になれば…と思っていましたが、解けないところが残ったままで。まだ私にも、このシャーロックという人が分からない。この先も続くような感じで、終わった気がしません。

-もし続編があれば、さらに突き詰めたいと?

 そうですね。あの頭の回転の速さと早口について行くのは大変ですが(笑)。また機会があれば、シャーロックという人をより深く突き詰めてみたいです。

(取材・文/井上健一)

(C)2018 HJ HOLDINGS, INC & HBO PACIFIC PARTNERS, V.O.F

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

水上恒司、池田千尋監督「人間の心が一番の謎。その謎を一緒に楽しんでもらえたらと思います」『九龍ジェネリックロマンス』【インタビュー】

映画2025年8月29日

-今回は、実年齢より年上の役で年上の吉岡里帆さんの先輩役でもありましたが難しかったですか。 水上 難しかったです。30代の工藤は単純に今の自分を老けさせればいいという話でもなく、精神的な部分で年上の人間として、令子がほれるような人間像を作っ … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(2)大阪下町に生まれて

舞台・ミュージカル2025年8月28日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼講談は落ちない  「今日の話はオ … 続きを読む

原田琥之佑「この映画は、何でもあるけど、何にもないみたいなところが一番の魅力だと思います」『海辺へ行く道』【インタビュー】

映画2025年8月26日

-同年代の共演者とはアドリブでやり取りをしたこともありましたか。  奏介がテルオたちと大きなオブジェを作るシーンがあって、映画のスピードはずっとゆっくりなのに、あのシーンだけ会話のスピードが速くなるんです。そこで結構アドリブを入れたんですけ … 続きを読む

上田竜也&橋本良亮、舞台初共演を通して「絆はより強固になる」 音楽劇「謎解きはディナーのあとで」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年8月26日

-皆さんの歌唱シーンもあるのですか。 橋本 それはもちろん、ちょくちょくあります(笑)。歌います。アンサンブルの方と一緒に歌うシーンもありますが、ミュージカルではないんです。バックに流れていて、それに合わせて芝居していくという形だと思います … 続きを読む

青山貴洋監督「問診シーンが最大の課題に」日曜劇場『19番目のカルテ』【インタビュー】

ドラマ2025年8月25日

 また、原作から得た気付きも大きいという。「原作には、読者の感情を揺さぶる瞬間が描かれています。それがどこにあるのかを探りながら、ドラマにもそのエッセンスを取り入れるようにしています」。  原作の短編では、百々がさまざまな医療機関を受診して … 続きを読む

Willfriends

page top