「自分にしかできない」ヒロイン役に自信あり。長丁場の撮影も「すぐ終わりますよ」と余裕の笑み 永野芽郁(楡野鈴愛)【「半分、青い。」インタビュー】

2018年3月26日 / 08:30

-方言には苦労していますか。

 語尾やテンポが難しくて無理…と思っていたけど、鈴愛自身がリアルさを感じさせない人間なので、想像でせりふを言ってもいいかも…と考えたら楽になりました。もちろんせりふはそのままで、言い回しを変えたり、チャレンジしながらやっています。

-鈴愛と同じ日に生まれた幼なじみ・萩尾律役の佐藤健さんが「鈴愛と永野さんはシンクロ率100パーセント」と称賛していましたが、ご自身の感触は。

 鈴愛は自分にしかできないと思えるぐらいなじんでいます。最初は「素でできる」と言ったものの、作り込みすぎたり、キャラクター像をつかみ切れず、監督から「こんなふうに」といちいち指示されたりしていたけど、今は自然にせりふが出てくるし、無駄な体力を使わずにできています。

-佐藤さんとは、映画『るろうに剣心』(12)でも共演されましたが、再共演の感想は。

 健さんは頭の回転が速くて、一緒にいればいるほどすごいと思わせてくれる先輩で、そっと支えて、温かく見守ってくださっています。本番中とその前後で、あまり変わらない方なので、常に鈴愛と律の関係でいられるし、お互いの波長がどんどん合っていく気がします。

-朝ドラは恋愛パートにも注目が集まりますが、律とはどのような関係になるのでしょうか。

 恋人でも、ソウルメイトでも、ただの幼なじみでもない、同じ日に生まれたからこその不思議な関係です。いい具合にバランスが取れている2人だからこそ見ていられるので、健さんとは「深く考えないでやろうね」と言っています。あまり意識し過ぎると、恋愛感情のようにも見えてしまうので…。

-母親役の松雪泰子さん、父親役の滝藤賢一さん、祖父役の中村雅俊さんなど、楡野家の皆さんとは絆は深まっていますか。

 楡野家の雰囲気は最高で、みんな大好きです。よく「朝ドラは大変だけど、本当の家族みたいになれる」と聞くけど、「いやいや、そんなわけないでしょ」と思っていたんです。でも、少しずつ距離が縮まって、本当の家族のようになっています。

-岐阜でのロケはいかがでしたか。

 緑が多くて、空気もきれいで、穏やかな気持ちになれたので、鈴愛がこういう性格になったのはここで育ったからだろうなと思いました。現地の方はとても優しくて、これまで、目上の方から「芽郁ちゃん」と呼ばれることがなかったので、名前を呼んでもらったり、「頑張って」と声を掛けてもらったり、幸せでした。

-今後は、東京での撮影がまだまだ続きますが、今の心境は。

 あと7カ月ですよ。普通に考えたら、連続ドラマ2本と映画1本ができるぐらいだから、すごく早いです。本当にすぐ終わりますよ! 壁は何も感じていません。北川さんが台本を早めに仕上げてくださるので、苦労することなくやらせてもらっています。ただ、毎日のことだから大変だということも分かるので、8カ月後ぐらいには「死にたい…」と言っているかもしれません(笑)。

(取材・文/錦怜那)

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