【インタビュー】「FINAL CUT」亀梨和也「役は作り込み過ぎず、出たとこ勝負にしようかな」

2018年1月4日 / 12:00

 KAT-TUNの亀梨和也が主演するカンテレ・フジテレビ系ドラマ「FINAL CUT」の放送が、9日午後9時からスタートする。亀梨が演じるのは、高校生の頃、女児殺害事件で犯人扱いされ、命を落とした母を持つ中村慶介。それから12年の時を経た現在、慶介は事件の真犯人を捜し出し、母を追い詰めた者たちへの復讐(ふくしゅう)を果たすために動き始める。だが、事件の真相の鍵を握る姉妹に近づくうち、姉の小河原雪子(栗山千明)を深く愛してしまう…。ドラマの放送を前に、亀梨が囲み取材に応じ、役柄に対する思いや撮影に向けての意気込みを語った。

「FINAL CUT」ロゴ

-ドラマの企画を聞いたときの感想は?

 ありがたいことに、何年も前から(このドラマの)プロデューサーにラブコールを頂いていたんです。でも、なかなかタイミングが合わず、いい企画で交われなくて…。なので、今回ご一緒できるという“波”が来たので、今度こそは応えたいという思いがありました。

-今回は復讐劇ですが、第一印象は?

 作品としては、すごく難しいなと思いました。これは「どこに転ばせようか」ということを、早い段階で監督やプロデューサーと話すべきだなと思いました。“落としどころ”のチョイスがたくさんある作品です。フジテレビ系の連続ドラマで主演をするのは、「サプリ」以来11年半ぶり。あのときも、脚本は今回と同じ金子(ありさ)さんだったので、ご縁を感じます。身を委ねてやっていこうと思います。

-脚本を読んだ感想はいかがでしたか。

 メディアの側にいる人間として、メディアを扱う難しさを感じました。復讐劇ですが、善と悪が対極にあって、「悪霊退散…!」みたいなことではないんですよね。人って、その立場ごとに角度を持っている生き物なので、自分は善として生きようとしているけれど、無意識に悪を生み出していたり、被害者、加害者になってしまう怖さが身近にある。それが、このドラマの見どころになるんじゃないかなと。このご時世、誰もが(情報を)発信できて、誰もがキャッチできる。善と悪というものに対するジャッジが難しくなっている気もします。僕自身、SNSにはすごく疎いのですが、現代社会における、「よくよく考えたら怖い…」というつぼの部分を突いた作品だと思います。

 
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