【インタビュー】「風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇~」片岡愛之助「真田丸」チーム再集結に「同窓会みたい」、新納慎也、大役拝命で丸刈り「切腹寸前の覚悟です!」

2017年11月24日 / 09:00

-「真田丸」では武将役、本作では医者役ですが、役に臨む心構えも違いますか。

愛之助 僕は武将や侍を年中やっているので新鮮です。新しいチャレンジと思いながら取り組ませていただいています。

新納 武将役は藩とか城とか家を背負っているので大きなことを考えなければいけないけど、このドラマは、お医者さんではあるけれども、一人の普通の人間が、分からない本を訳そうと奮闘する姿に心が打たれるので、できるだけ等身大で演じたいです。

-「真田丸」チームが再集結しましたが、現場はどのような様子ですか。

愛之助 いい雰囲気のチームなので非常に楽しく、和気あいあいとしています。「久しぶり!」と同窓会みたいな感じです。

新納 先ほど、栗原(英雄)さんとこひ(小日向文世)さんが(クランク)インしてアップしました(笑)。こひさんは「不思議な感じだね~」と言っていましたが、僕は基本的にこの(セットの)家にいるので、親戚が順番にあいさつに来て昔話をするお正月という気分です。

-お2人のチームワークはいかがでしょうか?

愛之助  ばっちりです。

新納 前野良沢は漫画では四角い顔で頑固じじいなので、怖い感じで来るのかと思ったら、愛之助さん独特のソフトな部分があって、逆にリアルで怖いです(笑)。

-最後に視聴者にメッセージをお願いします。

愛之助  「解体新書」というと難しいと感じるかもしれませんが、非常に分かりやく、解体場面もグロテスクではなく、面白い演出になっているので、ぜひご家族でご覧ください。

新納 僕らが教科書で知った歴史上の話が、三谷さんの脚本によって人間くさい、ただの人間同士のぶつかり合いとして描かれています。途中、涙あり、笑いありのシーンもあるので、ご家族でおせち料理を食べながら見ていただきたいです。

(取材・文・写真/錦怜那)

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【Kカルチャーの視点】家族の情緒が国境を越える、俳優ムン・ソリが語る「おつかれさま」ヒットの理由

ドラマ2025年12月26日

 ▽家族を世話する母    ムン・ソリは、「クイーンメーカー」(23年)や「私たちの人生レース」(同)のように、女性の主体性や自分らしさを打ち出す役を担い、エンパワーメントの姿を体現してきた。だが「おつかれさま」では、“肩書きのない母”を真 … 続きを読む

田中麗奈「こじらせ男の滑稽で切ない愛の行方を皆さんに見届けていただきたいと思います」『星と月は天の穴』【インタビュー】

映画2025年12月24日

-この映画は、ちょっとフランス映画みたいなところがありましたね。  分かります。私もそう思いました。確かにそういう味わいがありますね。最初の撮影が、矢添と2人で、部屋で紅茶を飲んでいるシーンだったんですけど、プレイバックしてモニターを見た時 … 続きを読む

天海祐希、田中哲司、小日向文世、でんでん、塚地武雅「12年の集大成を見届けてください!」大ヒットシリーズ、ついに完結! 劇場版「緊急取調室 THE FINAL」【インタビュー】

映画2025年12月23日

-12年という時間が、そういう皆さんの固い絆を作り上げたわけですね。そんな作品に出合える機会は、俳優人生の中でめったにないことだと思いますが、皆さんにとって「緊急取調室」シリーズとはどんな存在でしょうか。 天海 12年という時間とエネルギー … 続きを読む

【映画コラム】時空を超えた愛の行方は『楓』『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』『星と月は天の穴』

映画2025年12月20日

『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』(12月19日公開)  友人の結婚式で知り合ったデビッドとサラは、レンタカーのカーナビに導かれ奇妙なドアにたどり着く。そのドアの先は、それぞれの「人生で一番やり直したい日」につながっていた。“ … 続きを読む

北香那「ラーメンを7杯くらい食べたことも」天野はな「香那ちゃんのバレエシーンは見どころ」 「ラーメン」と「クラシック・バレエ」が題材のコメディーで共演 NHK夜ドラ「替え玉ブラヴォー!」完成会見

ドラマ2025年12月19日

 12月19日、東京都内のNHKで、1月5日からスタートする夜ドラ「替え玉ブラヴォー!」の完成会見が行われ、主人公・千本佳里奈(ちもと かりな)役の北香那、佳里奈の親友・二木優美(ふたぎ ゆみ)役の天野はながドラマの見どころを語ってくれた。 … 続きを読む

Willfriends

page top