【インタビュー】『ジャスティス・リーグ』エズラ・ミラー&レイ・フィッシャー「チームの一員になって、本当に夢がかなったと思いました」

2017年11月21日 / 14:26

 絶大な力を得るために、三つの“マザーボックス”を手に入れようとするステッペンウルフに対抗するため、バットマン/ブルース・ウェイン(ベン・アフレック)は、ワンダーウーマン/ダイアナ・プリンス(ガル・ガドット)らと共に超人チームを結成する。「DCエクステンデッド・ユニバース」の第5弾となる『ジャスティス・リーグ』が11月23日から公開される。本作で、フラッシュ/バリー・アレンを演じたエズラ・ミラーと、サイボーグ/ビクター・ストーンを演じたレイ・フィッシャーが来日し、それぞれのキャラクターへの思いや、映画製作の裏側について語った。

レイ・フィッシャー(左)とエズラ・ミラー

-まず、ジャスティス・リーグの一員になった時の気持ちは?

レイ もう最高の気分でした。

エズラ 本当の意味で夢がかなったと思いました。

-では、自分たちが演じたキャラクターの魅力はどんなところにあると思いますか。

レイ サイボーグの魅力は粘り強いところです。自分はとてもネガティブな人生を送っているのに、他人を助けるためにそれをポジティブなものに変えていく。そこはとても尊敬できます。まるで「人生に酸っぱいレモンを与えられたなら、それでレモネードを作ればいい」という格言が、ぴったりと当てはまるようなキャラクターです。

エズラ フラッシュの魅力はもろいところです。彼にはまだヒーローとしてのオーラがありません。肉体的にも傷つくことが多いです。社交性もないし、孤独なのですが、軽い調子でジョークを言ったりもします。つまり彼はまだ不完全なヒーローなのです。そこがとてもユニークだと思います。僕の知り合いにもこういうタイプの人がいますよ(笑)。

-個人的にはどのキャラクターが一番のお気に入りですか。

レイ 子どもの頃からバットマンが一番好きでしたが、大人になると、大金持ちで戦闘能力もある、といったポジティブな面よりも、親が自分の目の前で殺されたというトラウマを抱え、「バットマンでいるためには何を犠牲にしなければならないのか」という問題と、常に向き合っていることに気付いて、さらに好きになりました。

エズラ 僕も子どもの頃からバットマンが大好きでしたが、今年からワンダーウーマンになりました(笑)。ガル・ガドットが見事に演じて、今までとは全く違うキャラクターを生み出しました。彼女のワンダーウーマンは本当にすごい。映画史に残ると思います。

-アメリカンヒーローを演じる気持ちは?

レイ このヒーローたちはアメリカにとどまらず、グローバルな存在だと思います。世界中から注目される役ですが、一人の俳優としては、ストーリーを通して人に影響を与えられる、という点がとても重要だと思っています。今後も、たとえスーパーヒーローの役ではなくても、そういう役を演じていきたいと思います。

エズラ スーパーヒーローは、普通の人間を誇張した存在だと思います。ですから、まず現実に根ざした部分を探して、その後、現実から飛び出すところを見付けるというようにしています。ただ、スーパーヒーローの役に限らず、キャラクターを作る時はいつも同じようなことをします。普通の人間の中にも、いろいろな要素がありますからね。

 
  • 1
  • 2

関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

紅ゆずる、歌舞伎町の女王役に意欲「女王としてのたたずまいや圧倒的な存在感を作っていけたら」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年7月4日

 2019年に宝塚歌劇団を退団して以降、今も多方面で活躍を続ける紅ゆずる。7月13日から開幕する、ふぉ~ゆ~ meets 梅棒「Only 1,NOT No.1」では初めて全編ノン・バーバル(せりふなし)の作品に挑戦する。  物語の舞台は歌舞 … 続きを読む

【Kカルチャーの視点】異領域を融合する舞台芸術、演出家イ・インボの挑戦

舞台・ミュージカル2025年7月3日

 グローバルな広がりを見せるKカルチャー。日韓国交正常化60周年を記念し、6月28日に大阪市内で上演された「職人の時間 光と風」は、数ある韓国公演の中でも異彩を放っていた。文化をただ“見せる”のではなく、伝統×現代、職人×芸人、工芸×舞台芸 … 続きを読む

毎熊克哉「桐島が最後に何で名乗ったのかも観客の皆さんが自由に想像してくれるんじゃないかと思いました」『「桐島です」』【インタビュー】 

映画2025年7月3日

 1970年代に起こった連続企業爆破事件の指名手配犯で、約半世紀におよぶ逃亡生活の末に病死した桐島聡の人生を、高橋伴明監督が映画化した『「桐島です」』が、7月4日から全国公開される。本作で主人公の桐島聡を演じた毎熊克哉に話を聞いた。 -桐島 … 続きを読む

磯村勇斗&堀田真由、ともにデビュー10年を迎え「挑戦の年になる」 ドラマ「僕達はまだその星の校則を知らない」【インタビュー】

ドラマ2025年7月2日

 磯村勇斗主演、堀田真由、稲垣吾郎が出演するカンテレ・フジテレビ系“月10ドラマ”「僕達はまだその星の校則を知らない」が7月14日から放送スタートする。本作は、独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公・白鳥健治(磯村勇斗)が、少 … 続きを読む

蓮佛美沙子&溝端淳平「カップルや夫婦が“愛の形”を見直すきっかけになれたら」 グアムで撮影した新ドラマ「私があなたといる理由」【インタビュー】

ドラマ2025年7月1日

 ドラマ「私があなたといる理由~グアムを訪れた3組の男女の1週間~」が、7月1日からテレ東系で放送がスタートする。本作は、グアムを訪れた世代が違う男女3組のとある1週間を描いた物語。30代の夫婦(蓮佛美沙子、溝端淳平)、20代の大学生カップ … 続きを読む

Willfriends

page top