エンターテインメント・ウェブマガジン
草履番から小姓へ、さらに知行一万石を賜るなど、井伊家再興を目指して徳川家の中で着々と出世していく万千代(菅田将暉)。その万千代が虎松と呼ばれた幼少の頃から共に井伊谷で育ち、今もそばに付き従うのが、亡き小野政次(高橋一生)のおい・亥之助こと小野万福だ。演じる井之脇海が、万千代役の菅田との共演、撮影の舞台裏などについて語ってくれた。
高橋一生さんが見事に演じられていた小野政次のおいっ子、しかも世の中も一生さんに注目しているこのタイミングで、僕が小野家を継ぐことができるのだろうかと心配になりました(笑)。でも、頂いた役は一生懸命やろうと思って、素直にうれしかったのと同時に、少し怖さもありました。
昔の人は家系を大事にしますよね。だから、表向きとはいえ、伯父が裏切り者の上に、早くに父親を亡くしている人を、自分がどこまで演じられるだろうかと身構えてしまいました。でも、台本を読んでみたらそんな心配は不要で、家がつぶれた後、穏やかな環境ですくすくと育った、どちらかというと父親の玄蕃(井上芳雄)に似たタイプだったので、安心しました。
僕もこのドラマをずっと見てきましたが、今までの登場人物とは違った真っすぐさがあります。多分、万福1人ではああはならなかったでしょうね。万千代と一緒だったから、ああいう真っすぐなコンビになったんだろうなと感じています。
ものの考え方として、真っすぐな玄蕃は二つぐらいの選択肢の中から選んでいく感じですが、政次はたくさんある選択肢の中から、背伸びしないと届かないようなものを選んでいくイメージがあります。真っすぐな性格の万福は、基本的には玄蕃に似ていると思います。ただ、政次は育ての親みたいなものですから、受け継いでいるものはすごく多い。腕には同じような布を巻いていますし、かっちゅうも一部は政次のものを引き継いでいるんです。そういったものが目に入るたび、政次を身近に感じて、守られているような気持ちになるのではないでしょうか。
共演は4回目くらいですが、お互いに信頼関係があるので、すごくやりやすいです。お互いにいろいろ考えていて、リハーサルで芝居を合わせた時に違うと感じると、「ここはこうしない?」、「それいいね」みたいな意見を気さくに言い合えるので。時代背景や所作なども一緒に学びながらやっているので、本当に万千代と万福のようないい関係になっています。
そんなふうに思われているというのは今、初めて聞きました(笑)。でも、実際の年齢は役とは反対で菅田さんの方が上なので、僕としては菅田さんに引っ張ってもらっている感じです。そういう意味では、いい影響を与え合っているのかも知れません。撮影初日には焼き肉に誘っていただき、いろいろなことを話して距離を近付けた上でお芝居ができているので、そういった部分も生きていたらいいですね。
ドラマ2026年10月11日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合 毎週日曜 夜8:00~ほか)。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=羽柴秀長/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡跡を描く物語は快調に進行中だ。劇中、秀 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年10月11日
作・中島かずき、演出・いのうえひでのりによって生み出された劇団☆新感線を代表する演目である「髑髏城の七人」。7年ごとに繰り返し上演され、そのたびにさまざまな工夫を凝らし進化をし続け、これまで11バージョンが上演されてきた。そして、今回「髑 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年10月10日
堤真一と濵田崇裕が初共演にしてダブル主演を務める、Bunkamura Production 2026/DISCOVER WORLD THEATRE vol.17「グレンギャリー・グレンロス」が、11月6日から上演される。本作は、1983年 … 続きを読む
映画2026年10月9日
10月9日から全国公開となる『遥かな町へ』は、「孤独のグルメ」「神々の山嶺」で知られる漫画家・谷口ジローの名作を実写映画化した作品だ。 建築デザイナーとして活躍する48歳の中原博史(大谷亮平)が、故郷・鳥取県の倉吉で母親の墓参りを済ませ … 続きを読む
映画2026年10月8日
「バックルームズ」(9月4日公開)★★★ 出口のない迷宮が生む恐怖 “あるはずのない隙間”から、黄色い壁に囲まれ蛍光灯に照らされた迷宮のような空間へ迷い込んだ男(キウェテル・イジョフォー)が、出口を求めてさまよう。インターネット発の都市伝 … 続きを読む