エンターテインメント・ウェブマガジン
卒業式を間近に控えた高校生の又八、ジン、ジャンボは、将来に夢も希望も持たず、何となく日々を過ごしていた。そんなある日、ジャンボの父の車を勝手に持ち出した3人は、ひょんなことから当てのない旅に出ることに…。『ぼくたちの家族』などで知られる早見和真氏の小説を映画化した本作は、平凡な高校生3人組が珍道中を繰り広げる青春ロードムービー。高校生役で息の合った共演を見せた太賀、中村蒼、矢本悠馬が、撮影の舞台裏を振り返った。
太賀 映画の全体像として、この3人の空気感がすごく重要になってくるだろうと思っていました。その上で、いざ撮影の初日を迎えてみたら、最初に3人が一緒になった時、スッと空気が出来上がって、居心地の良さを感じたんです。現場でもジョークを言い合ったりしていたので、そういう空気感がいい具合に映画に反映されたと思います。
中村 2人と共演したことはあったのですが、今回は久しぶりだったので、また違った感覚が味わえるんだろうなと思っていました。だから、撮影はすごく楽しかったです。楽しい時って、楽しいだけで終わっちゃうこともあるんですけど、今回は映画を面白くするための大人な楽しみ方みたいな、いいバランスで撮影を進められたのも良かったです。
矢本 僕も台本を読んで、3人の空気感が作品を大きく左右するなと感じていました。でも、撮影が始まったら一瞬で打ち解けて、いい感じの空気が出来上がったので、それがそのままこの映画に反映されています。撮影は2週間ぐらいかかったのですが、楽し過ぎて3日ぐらいに感じました(笑)。
太賀 あったっけ…?
矢本 黙っていても大丈夫みたいな感じじゃなかった?
中村 あまりに自然だったので、「こうした方がいいんじゃない?」みたいなことがなさ過ぎて、逆に手応えがよく分からないぐらいで(笑)。
矢本 でも、目指している雰囲気のベクトルは、暗黙のうちに分かっていました。蒼くんとは以前もよくしゃべっていたし、太賀とも最近共演していたので、「そうそうこの感じ、この人ってこれだよね」みたいな感じで(笑)。
太賀 この作品に関して言えば、高校を卒業する間近、社会に出るまでのモラトリアムな時間に、親友たちと旅に出るということにものすごくロマンを感じました。やっぱり、そういうロマンのある映画って必要だと思うし、それが周りから見て、いかにばかげていても、本人たちが真面目に一生懸命青春しようとしている姿には意味がある。そういう青春ロードムービーをやれたことは、僕にとってもすごく意味のあることでした。
中村 ロードムービーには、ある種の憧れみたいなものがあります。こういう仲間と旅をするみたいなことができたらいいなとは思っていましたが、現実的には僕は学生の時から仕事をしていたのでできなかった。だから、この作品でそういうものを体験できたのが良かったです。劇中の3人のめちゃくちゃ加減や、ばかばかしさにも共感できます。
矢本 車って、学生時代の最後に手に入れる最強の武器ですよね。ずっと自転車に乗っていたのが原付になって、バイクになって、18歳でやっと車の免許が取れる。そうやって最強の武器を手に入れたところで、3人でさあ何をしようかとワクワクしながら今まで遊んでいた区域から出ていくんだけど、結局、未熟なせいでいろいろなトラブルに巻き込まれてしまう。そういうところに青春のロマンを感じます。ロードムービーというと旅に出るイメージがあるので、少し遠い世界に感じるかもしれないけれど、これは近場でいろいろなことが起きる話なので、親しみやすいんじゃないかなと。
舞台・ミュージカル2026年3月26日
戸塚祥太と辰巳雄大が出演する「BACKBEAT」が、4月17日から開幕する(プレビュー公演は4月12日)。本作は、世界的ロックバンド・ビートルズの結成初期を描いた1994年公開の伝記映画『BACKBEAT(バックビート)』をイアン・ソフト … 続きを読む
映画2026年3月25日
イギリス生まれの絵本を原作に、世界中の子どもたちに愛される児童向けアニメ「きかんしゃトーマス」の劇場版最新作『映画 きかんしゃトーマス いっしょに歌おう! ドレミファ♪ソドー島』が3月27日から全国公開される。ソドー島で開かれる音楽祭のリ … 続きを読む
映画2026年3月24日
『私がビーバーになる時』(3月13日公開) 人間の意識を動物ロボットに転送し、本物の動物たちと話すことができる技術が開発された時代。 大切な森を守るため、ビーバー型ロボットに意識を転送した動物好きの女子大生メイベル・タナカは、動物たちが人 … 続きを読む
ドラマ2026年3月24日
TBS系で毎週火曜日の午後10時から放送中の火曜ドラマ「未来のムスコ」が、24日に最終話を迎える。本作は、夢も仕事も崖っぷちのアラサー女性・汐川未来(志田未来)のもとに、“未来のムスコ”だと名乗る颯太(天野優)が現れたことから始まる、時を … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年3月24日
KEY TO LITの佐々木大光が主演する「ダッドシューズ 2026」が4月16日から上演される。2025年、惜しくも完走できなかった本作がさらにパワーアップして復活。“ダッドシューズ”と呼ばれる古臭いデザインのシューズを手に入れた主人公 … 続きを読む