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1時間におよぶトークショーが終わりに近づいた頃、それぞれが本作出演に関するエピソードを語った。
まず、大河ドラマ初出演で映像作品への出演自体が珍しい彌十郎は「どのぐらい声を出せばいいのか、分からない」と現場で戸惑ったことを告白。
しかし、「小四郎(義時のこと/小栗)がフォローしてくれて、『父上、大丈夫ですよ』って小さい声で言ってくれるんです。それに助けられました」とのこと。そして「ドラマの中でも、撮影している現場でも、皆さんに支えられている感じです」と感謝の言葉を口にした。
同じく大河ドラマ初出演で義時の妹・実衣を演じる宮澤は「『これでいいんですかね?』ってずっと悩みながら、手探りでやっていた。そうそうたるキャストの皆さんがいらっしゃる控室に紛れ込んだ一般人のような気持ちで、『私はここにいていいんだろうか?』と感じていた」と撮影開始当初を振り返った。
だが、「本当に温かく受け止めてくださったので、ファミリーという気持ちが強く、撮影現場で北条家が集まると、ほっとするような状況になったのはすごい」と関係の深まりを喜んだ。
一方、本作と同じ三谷幸喜脚本の「真田丸」(16)にも出演経験のある愛之助は「(『真田丸』では)僕の役柄はファミリーという雰囲気はなかったんですけど、今回は和気あいあいとファミリーを楽しみながらやらせていただきました」と満足そう。
これが「義経」(05)以来、2度目の大河ドラマ出演となる小池は、その魅力を「位が上がっていくにつれ、着物や髪形、お化粧が変わって行ったりするのは、気分が乗るところ」と語った。
さらに、「今回は新しい映像技術も使っているので、ものすごく映像がきれいで驚かれるかと思います」と大河ドラマならではの圧倒的なスケール感を上げた。
また、愛之助同様、「真田丸」にも出演した大泉は「今回は、(放送開始から)3カ月ぐらいは割と和気あいあいとして面白いシーンも多いんだけど、頼朝さんが鎌倉に入ってからは、結構、お話がシビアになってくる」と「真田丸」と本作との違いを説明。
その上で、「三谷さんて、そういう話になってからも、すごく面白いというか、シリアスな話がすごく上手だなと」とその力量を再認識した様子。
さらに、「15話が、歴史に残る名作だと思う台本でした。『こんな面白い脚本、あるの?』っていう。2時間の映画みたいな感じなんだよね。びっくりしました。三谷さん、すごいなと思って」と明かして今後に期待を持たせた。
そして、8度目の大河ドラマ出演で主役を務める小栗は、これまで「主役たちの周りが、どんどん仲良くなっていく姿をはたから見ていて、うらやましいと思っていた」と打ち明けた。
今回は「とうとうそういうのが来た」と意気込んだらしい。ところが、撮影が始まってみると、「僕、毎日会っている人、誰もいないんですよ。ほぼ1人なんです」とまさかの展開に。
「だんだん『あれ、思っていたよりも、孤独な作業だな』と」(笑)と意外なエピソードを披露しつつも、その分、この日の北条ファミリー集合を喜び、主演の意気込みを次のように語った。
「北条義時を真ん中に据えて三谷幸喜さんがお話を書いてくれているので、常に『このとき、義時はどうしていたんだろう?』『このとき、義時はどう思っていたんだろう?』ということが描かれている。演じがいがありますし、一緒にこの1年以上の時間を義時と共に生きていると思わせてもらえるのは、他の現場ではなかなかない体験じゃないかと思います」。
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