【独占ニュース】『ウエスト・サイド・ストーリー』マリア役のレイチェル・ゼグラーはYoutuber スピルバーグ監督とアンセル・エルゴートが語る彼女の多才な魅力とは

2022年1月20日 / 08:00

 スティーブン・スピルバーグ監督が、伝説のミュージカルを映画化した『ウエスト・サイド・ストーリー』が2月11日から公開される。シェークスピアの『ロミオとジュリオット』をモチーフにした本作は、社会の分断を乗り越えようとした“禁断の愛”の物語を、数々の名曲とダイナミックなダンスとともに描く。

 先日発表された第79回ゴールデングローブ賞では、作品賞を含む主要部門で3冠を獲得するなど、アカデミー賞の最有力候補としても注目されている。

(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

 『E.T.』や『ジュラシック・パーク』シリーズ、『インディ・ジョーンズ』シリーズなど、数々の名作を手掛けてきたスピルバーグ監督だが、本作が初のミュージカル映画となった。そして、スピルバーグ監督が本作のヒロイン=マリア役に、3万人のオーディションから選んだのが、期待の新星レイチェル・ゼグラーだった。

 本作への出演前は、歌手、Youtuber とさまざまな活動を行っていた彼女は、自身のYouTube チャンネルでは「歌ってみた動画」「日常のブログ」などを配信しており、2018 年の12 月にTwitter に投稿したレディー・ガガ主演の『アリー/スター誕生』(18)の主題歌「Shallow」を歌った動画が驚異の1220万回再生(22年1月現在)を記録して話題となった。

 本作でヒロインのマリアに大抜てきされてハリウッド映画デビューを果たしたゼグラーは、先のゴールデングローブ賞では、最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル)を受賞し、今後も『Shazam! Fury of the Gods』(原題)、ディズニーの実写版『白雪姫』といった話題作への出演が予定されている。

 そんなゼグラーについて、スピルバーグ監督と、本作でマリアと禁断の恋に落ちるトニーを演じたアンセル・エルゴートは、彼女の魅力を、「誰にも表現できない抜群の歌唱力と演技力」だと口をそろえる。

 スピルバーグ監督は「彼女は僕がオーディションで見た2人目の候補だった。それ以降、1年の間にたくさんの候補者を見たけれど、誰も彼女のようには歌えなかったし、演技をすることもできなかった。彼女はマリアを演じるために生まれてきたんだ」と告白し、レイチェルの圧倒的な歌唱力と演技力を称賛した。

 
  • 1
  • 2

関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

梶裕貴&伊藤美来、声優たちが紡ぐ「明日を生きる糧になる物語」 朗読劇「君の膵臓をたべたい」2025【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年3月27日

 住野よるの大ヒット小説を原作とした朗読劇「君の膵臓をたべたい」2025が4月5日・6日に上演される。本作は、声優たちの「声」に特化した企画として2022年に初演。主人公の「僕」が病院で偶然拾った本をきっかけに、クラスメートの山内桜良と心を … 続きを読む

松島聡、タイプロを終え「自分の武器になりそうだなと思うところも見えてきた」 役者業を通して「自分という人間を更新」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年3月26日

 長澤まさみと森山未來が14年ぶりにタッグを組むBunkamura Production 2025「おどる夫婦」が4月10日から開幕する。とある夫婦の約10年間の軌跡を描く本作で、妻・キヌの弟で、普段は屈託がないものの時折情緒が乱れる光也を … 続きを読む

尾美としのり 演じる平沢常富の活躍に「“さがせ”の頃の方が面白かった、と言われないか心配です」【「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」インタビュー】

ドラマ2025年3月23日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、快調に進行中。3月23日放送の第12回「俄(にわか)なる、『明月余情』」では、戯作 … 続きを読む

【週末映画コラム】挑戦的で刺激的でもあるが癖が強い『エミリア・ペレス』/嫌悪感がこみ上げるが妙なエネルギーを感じさせる『悪い夏』

映画2025年3月21日

『エミリア・ペレス』(3月28日公開)  メキシコシティの弁護士リタ(ゾーイ・サルダナ)は、麻薬カルテルのボスであるマニタス(カルラ・ソフィア・ガスコン)から「女性になって新たな人生を歩むために力を貸してほしい」という極秘の依頼を受ける。 … 続きを読む

久保史緒里「ライブシーンのたいちゃんがかっこよかった」平祐奈「しーちゃんの役との向き合い方をリスペクト」初共演作でダブル主演『ネムルバカ』【インタビュー】

映画2025年3月20日

 大人気アクション『ベイビーわるきゅーれ』シリーズの生みの親・阪元裕吾監督が、石黒正数氏の同名コミックを映画化した『ネムルバカ』が、3月20日に公開となる。大学の女子寮で同居生活を送る後輩・入巣柚実と先輩・鯨井ルカの日常をユーモラスかつビビ … 続きを読む

Willfriends

page top