エンターテインメント・ウェブマガジン
1月9日、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の初回放送に合わせて、主人公・北条義時ゆかりの地・伊豆の国市でパブリック・ビューイングイベント「グランド・プレミア in 伊豆の国」が開催された。
会場には1万2千通を超える応募者の中から倍率40倍の抽選をくぐり抜けた幸運な当選者が、地元・静岡県内だけでなく、北海道から九州まで日本全国から詰めかけ、主演の小栗旬ら豪華出演者のトークショーを楽しんだ。
トークショーが始まると、大きな拍手に迎えられ、北条家の面々を演じる小栗、小池栄子、坂東彌十郎、片岡愛之助、宮澤エマが登場。手始めに司会者から出演者たちに「最もハートが強い人は?」「一番、行き当たりばったりなのは?」といった北条ファミリーに関する質問が発せられた。
登壇した5人の投票で「最もハートが強い人」に選ばれた義時の兄・宗時役の愛之助がまず、「一つの思いを込めて、どんどん突き進んでいく。でも、面倒くさいことは弟に任せるという。どうなんだ僕? ですけれども」と笑いを取った。
続いて、「一番、行き当たりばったりな人」に選ばれたのが、彌十郎演じる義時の父・時政。これに小栗が「この半年間、撮影してきて、父上を冷たい目で見た時間…」と反応すると、坂東は「僕がちょっとおっちょこちょいなことをすると、ふっと見ると…。痛いですよね(笑)」と身に覚えがある様子。
こうして北条ファミリーの仲の良さが垣間見え、会場が盛り上がってきたところで、満を持して源頼朝役の大泉洋が登場した。
この演出に、「何で洋ちゃんだけスペシャルな登場なの?」と小栗が疑問を挟むと、頼朝の妻となる義時の姉・政子役の小池も「本当だよね」と同意。
そこへ、「この中で一番、ややこしいのは誰?」との質問が。お約束のように選ばれた大泉は、「それは俺でしょ」と納得。すかさず小栗が「頼朝さんはややこしいが、大泉洋もややこしいな」と突っ込んだ。
一方、北条家の印象を「うっとうしい家族ですよ」と語った大泉は「頼朝さんが来たことによって、確かに大変になっていくから、申し訳ないなって気持ちもありながら、頼朝さんのおかげで北条家も力をつけていくわけでしょ。それはやっぱり多少、感謝してもらいたいなって」と釈明した。
総勢6名の出演者がそろったところで、畠山重忠役の中川大志、八重役の新垣結衣からのメッセージが披露された。
ところが、このメッセージが映像なしの音声のみだったことに、大泉が「なぜこの時代に音声だけなの?」と疑問を挟む。
また、比企能員役の佐藤二朗からのメッセージは、家族で伊豆の温泉に行った話に終始し、ピー音で突然終了するまさかの展開に。随所で笑いを取りつつ、同じ時代を舞台にした大河ドラマ「草燃える」(79)との比較、北条家ゆかりの地を巡った際のエピソード披露など、盛りだくさんの内容で進行した。
映画2025年9月18日
『宝島』(9月19日公開) 1952年、米軍統治下の沖縄。米軍基地を襲撃して物資を奪い、困窮する住民たちに分け与える「戦果アギヤー」と呼ばれる若者たちがいた。 村の英雄でリーダー格のオン(永山瑛太)と弟のレイ(窪田正孝)、彼らの幼なじみ … 続きを読む
2025年9月18日
朝鮮の文化を近代日本に紹介した民藝運動家の柳宗悦や陶芸家の河井寛次郎。彼らが1930年代に見た朝鮮の風景に憧れ、1970年に韓国の農村を訪れたのが写真家の藤本巧さんだ。以来50年以上にわたり、韓国の人々と文化をフィルムに刻み続けてきた。 … 続きを読む
映画2025年9月18日
世界的なスター指揮者のティボ(バンジャマン・ラべルネ)は、突然白血病を宣告され、ドナーを探す中で、生き別れた弟のジミー(ピエール・ロタン)の存在を知り、彼の隠れた音楽的な才能にも気付く。兄弟でありながらも異なる運命を歩んできた2人。ティボ … 続きを読む
映画2025年9月16日
東日本大震災から10年後の福島を舞台に、原発事故で引き裂かれた家族と青春を奪われた若者たちの姿を描いた『こんな事があった』が9月13日から全国順次公開中だ。監督・脚本は、『追悼のざわめき』(88)などで日本のみならず世界の映画ファンから支 … 続きを読む
映画2025年9月12日
ニューヨーク・ブルックリンで暮らすアジア人夫婦を主人公に、息子の誘拐事件をきっかけに夫婦の秘密が浮き彫りとなり家族が崩壊していく姿を、全編NYロケで描いた『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』が、9月12日から全国公開され … 続きを読む