エンターテインメント・ウェブマガジン
僕は原作の「時代に順応できず不器用に生きる悲しい男たちの物語」というところが好きです。その点、今回演じてくださった方は皆さん素晴らしくて、原作の一ファンとして見ても、本当に完璧なキャスティングだと思いました。
藤原さんとは散々アクションをやりましたが、クライマックスのアクションシーンの終わり方が全然見えてこなくて、「戦いをどう終わらせるか」という話し合いをたくさんしました。一週間の撮影でしたが、最後の日のギリギリの時間まで答えが出なかったので話し合いを重ね、その中でたくさんの刺激を受けました。
好きなシーンは『京都大火編』の冒頭のシーンです。開始5分ぐらいで「この世の終わりみたいなクライマックスが来ちゃってる!」と思いました。大変だったのは『伝説の最期編』のラストシーン。なのでぜひ両方を見ていただきたいです(笑)。
最後まで撮り切れたことが奇跡だと思っています。本当に危険なアクションシーンの連続だったので常に集中を切らさないようにしながら撮影しました。
自分が出ているからということではなく、この映画は今まで見たことのない革命的なソードアクションで、日本映画の歴史を変える作品になったと思います。“日本人なら見ておくべき映画”の一本になったのではないかと。監督が「ステーキにトリュフを乗せて、その上にふかひれスープを掛けるみたいな、とにかくすごいことをしたかった」とおっしゃっていましたが、まさにそんなすごい映画になっています。本当に一人でも多くの方に見ていただきたいです。
公開情報
『るろうに剣心 京都大火編 / 伝説の最期編』
8月1日(金)、9月13日(土)二部作連続全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
ドラマ2025年1月15日
-物語の舞台となる江戸時代中期については、どんな魅力を感じましたか。 自分が実際に生きたわけではないので、想像するしかありませんが、森下先生の作った蔦重が生きる世界としての江戸時代は、いい時代だと思います。不自由で理不尽なことも多いですが … 続きを読む
ドラマ2025年1月14日
-撮影で感じている、学園ものならではの面白さと難しさを教えてください。 みんな同世代なので、とにかくにぎやかです(笑)。もちろん、ある程度の年齢差はありますが、みんなタメ口で話していますし、高校生に戻ったかのようなくだらない話もしていて、 … 続きを読む
ドラマ2025年1月14日
-デビューしてから、現在、芝居について感じていることは? 悩んだりすることもありますし「大変だな」と思いつつも、芝居が好きかと問われれば「はい」と即答できるぐらい好きです。特に、共演する方と心が通じ合う瞬間が芝居中にありますが、その瞬間は … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年1月12日
佐藤流司が主演を務める舞台「私立探偵 濱マイク-遥かな時代の階段を-」が2月6日から上演される。本作は、映画監督・林海象による「私立探偵 濱マイク」シリーズを元にした作品で、2021年には「朗読劇『私立探偵 濱マイク』-我が人生最悪の時- … 続きを読む
映画2025年1月10日
『シンペイ 歌こそすべて』(1月10日公開) 明治末、信州から上京し、東京音楽学校(現・東京藝術大学音楽学部)に入学した中山晋平(中村橋之助)は、ピアノは上達しなかったが、幸田先生(酒井美紀)に演奏以外の才能を見いだされ、どうにか卒業する … 続きを読む