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本日、最終回を迎える大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」。放送を前に、全47回の脚本を執筆した脚本家の宮藤官九郎とチーフ演出の井上剛がコメントを発表した。
まず「歴史の資料を基にドラマを描くのは、僕にとってチャレンジでした」と語った宮藤は、続けて「残されている膨大な資料は、たくさんのヒントが得られたと同時に、足かせにもなりました。とはいえ、当然、記録に残っていない部分もたくさんあり、そこは自分で埋めていっていいと都合よく解釈して描いたシーンもたくさんあります」と、史実を基に物語を作る難しさについて説明した。
同時に、執筆の参考にした資料を「ドラマを描くときのヒントであり、材料みたいなものを与えてくれるもの」と表現し、脚本家としての大河ドラマの魅力を「これとこれを組み合わせたらどうなるだろう?って、自分で考えていく感じです。そのなかに架空の人もいて、絶対に交わらないはずの金栗(四三)さんと(古今亭)志ん生が間接的につながるという。それは架空の人物を配置したからこその面白さ」と語る。
長期にわたった執筆については、当初は「『最後まで書き終わらないうちに体を壊したらどうしよう』という怖さもありました」としながらも、「全てを終えた今振り返ると、やっぱりいい経験でした」と充実した時間を過ごした様子。
さらに、「年を取ったらここまで情報処理ができなかったと思うし、逆に若かったらもっと自分を出したくなって、実在の人物よりも自分の頭で考えたことを優先したくなっちゃったかもしれません」と脚本執筆のタイミングについても言及。「この年齢で、この体力で『いだてん』と出会えてよかったなと思います」と語って締めくくった。
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