「自分にしかできない」ヒロイン役に自信あり。長丁場の撮影も「すぐ終わりますよ」と余裕の笑み 永野芽郁(楡野鈴愛)【「半分、青い。」インタビュー】

2018年3月26日 / 08:30

 “朝ドラ”のオーディションに初めて挑み、2366人の中から連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロイン役を射止めた永野芽郁。11月にスタートした岐阜でのロケから約3カ月。まさかのオーディション合格時から現在の心境、役へのアプローチ法や撮影エピソードなどを語ってくれた。
 本作は、恋愛ドラマの名手・北川悦吏子氏が脚本を手掛けるオリジナルドラマ。故郷の岐阜県と東京を舞台に、ちょっとうかつだけれど失敗を恐れないヒロイン楡野鈴愛(にれの・すずめ)が、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜け、やがて一大発明を成し遂げるまでを描く物語だ。

楡野鈴愛役の永野芽郁

-オーディションに合格したときのお気持ちは?

 オーディションではいつも通り力を抜いて自由にやっていたので、やる気が伝わったのかが心配で、周りには「落ちました。無理です」と言っていました。だから、決まったときは「まさか、どういうこと?」ってパニックでした。母にはヒロイン発表会見の10分前に連絡すると、泣きながら「おめでとう」と言ってくれたので、親孝行できたと思いました。

-合格の決め手は何だったと考えていますか。

 初主演映画『ひるなかの流星』(17)でも“すずめ”という役名だったので、今回の役名を聞いたときは、「私が朝ドラのヒロインをやれるとしたらこの子しかないだろうな」というフワッとしたものがありました。鈴愛という名前とタイミングと運だと思います。

-鈴愛にはどのような印象を持たれましたか。

 他の人にはない感性があって、その存在だけで魅力的だし、心に刺さるような言葉を自然に言えるところがすごいと思いました。その魅力を、演じることで減らさないようにしたいです。

-自分との共通点や相違点を教えてください。

 ポジティブなところは同じです。ネガティブになるぐらいなら楽しくいたいので、普段からあまり深く考えず、適当にふらっとやっています。感覚や感情で動くところは、以前の自分に似ているけど、最近は大人になったのか、行動に移す前に一番いい方向に行くことを考えるようになったので違うかな。

-役作りでは特に何を心掛けていますか。

 鈴愛は自由で天真らんまんだけど、言葉を軽く言ってしまうと、軽いだけのわがままな子になって、愛されるヒロインにならないので、せりふはできるだけ考えて、ちゃんと相手に届くように発しています。

-左耳の聴力を失っている役どころの難しさはありますか。

 何か聞こえたときに、右から振り返らないといけないとか、行動にある程度の制限があるので戸惑うことはありました。ただ、慣れてくるとあまり耳のことを考えることがなくなって、それが鈴愛になることなのかなと思いました。撮影前には小鈴愛(子役時代を演じる矢崎由紗)と一緒に、耳が聞こえないようにして授業を受けたり、片耳が聞こえない方にお話を伺ったり、リハーサルでは耳栓をしたこともありました。

-音をよく拾うために「付け耳」を付けるそうですね。

 最初は「コメディー過ぎるだろう!」と思ったけど、鈴愛がやるとなじみます。見ている方は違和感を覚えるかもしれないけど、徐々につけ耳姿がいとおしくなるんじゃないかな。

-永野さんは現在18歳ですが、10代から40代まで、幅広い年代を演じることについてはいかがですか。

 見た目が大きく変わらない限り、全然大人に見えないので、どうやって変化を見せていくのかが課題ですが、いろんな人の力を借りて、何とかしてもらいます(笑)。楽しみにしているのは子どもです。出産は未体験だし、結婚できないタイプだから実体験はできないと思うけど、子どもは大好きだし、もし自分に子どもができたら、いっぱい愛情を注ぎたいので、一足先に新婚生活を味わわせてもらいます。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

尾上松也「金田一耕助を演じる喜びがふつふつと」奥智哉「今の時代にふさわしい作品に」名作ミステリー映画で共演『八つ墓村』【インタビュー】

映画2026年9月18日

 横溝正史原作の名作ミステリーが、令和の時代によみがえる!これまで繰り返し映像化されてきた『八つ墓村』が装いも新たに映画化され、9月18日から全国公開となる。  岡山県の山奥にひっそりとたたずむ八つ墓村で起きる連続殺人の謎に、名探偵・金田一 … 続きを読む

有村架純、石田ひかり、姫野花春「見終わった後ですごく幸せな気持ちになれる映画です」『さとこはいつも』【インタビュー】

映画2026年9月18日

 沖田修一監督が、年齢も育った環境も異なる3人の「さとこ」という女性の人生が交差していく様子をオリジナルストーリーで描いた『さとこはいつも』が、9月18日から全国公開。本作で、35歳の沙都子を演じた有村架純、55歳の里子を演じた石田ひかり、 … 続きを読む

見上愛「樹里ちゃんは周りを安心させる空気感を持っている」上坂樹里「愛さんが私を直美にしてくれました」主演の2人が撮影を振り返る【連続テレビ小説「風、薫る」インタビュー】

ドラマ2026年9月17日

 NHKで好評放送中の連続テレビ小説「風、薫る」。田中ひかるの著書『明治のナイチンゲール 大関和物語』を原案に、明治時代、当時まだ知られていなかった看護の世界に飛び込んだ一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美(上坂樹里)という2人のナースの冒険物語 … 続きを読む

丸山隆平「きっと誰も見たことがないものになる」 舞台「water」で挑む半自伝的作品【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年9月14日

 丸山隆平と、演劇団体マームとジプシーの主宰を務め、劇作家・演出家として注目される藤田貴大が企画し、作り上げる舞台「water」が9月27日から上演される。本作は、丸山の記憶の断片を散りばめながら、藤田の視点で見つけた京都という土地、そして … 続きを読む

倉悠貴 豊臣兄弟を支える軍師・黒田官兵衛を好演中「最後までしっかり演じ切りたい」【大河ドラマ「豊臣兄弟!」インタビュー】

ドラマ2026年9月13日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合 毎週日曜 夜8:00~ほか)。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=羽柴秀長/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中だ。劇中、軍師 … 続きを読む

page top