松岡茉優「むき出しでいることの何が悪いの?と教えられた」 池松壮亮「愛と勇気と優しさをもらえるアンパンマンのような映画」

2023年10月12日 / 12:49

(左から)石井裕也監督、佐藤浩市、松岡茉優、窪田正孝、池松壮亮、若葉竜也

 映画『愛にイナズマ』の完成披露上映会イベントが11日、東京都内で行われ、出演者の松岡茉優、窪田正孝、池松壮亮、若葉竜也、佐藤浩市と石井裕也監督が登壇した。
 本作は、理不尽な社会に打ちのめされた恋人たちが、音信不通だったどうしようもない家族を頼ったことから、いびつだった家族がやがて絆を取り戻していく様子を描く。
 劇中で彼らが演じた折村一家は、何度も家族げんかを繰り広げる。佐藤は「脚本を読んだ時に、いい意味でカオスにしたいと思った。これほどまで気持ちよくアンサンブルが決まるのは希有(けう)なこと。楽しくて仕方がなかった」と明かした。
 松岡は「先輩たちにキレ散らかさなければならなかったのですが、『やり過ぎたかな?』と思って浩市さんを見たら、ニコニコしながら『楽しいね』と。それがとてもうれしかった」としみじみ語った。
 池松が「一つ一つの出来事が、家族の行事で、みんながどんどん家族になっていった。後半にかけてスパークしていく」と語ると、若葉も「初日から家族げんかのシーンで、そこからどんどんスパークして日に日にみんなのことが好きになった」と続いた。
 本作のタイトルにちなんで、人生においてイナズマが走るような出会いや出来事をそれぞれが発表した。
 松岡は、本作の初号試写で「エンドロールが流れ切った後に、隣で⾒ていた浩市さんが私に向かってガッツポーズをしてくれた。浩市さんの中で私は花子を演じることができたんだと自信がついて、うれしくてイナズマが走った」と発表。
 それを聞いた佐藤は「初号試写で、家族の前では奔放な花子が、前半映画作りに奔走しているのを見て、うちの花子はこんなに苦労していたのかとイナズマが走った」と返した。
 一方、池松は「コンスタントにすさまじい作品を撮り、時代の気分を吐き出し続ける石井さんにイナズマです。この作品は愛と勇気と優しさをもらえるアンパンマンのような映画」とアピールした。
 最後に松岡は「この映画から私は、むき出しでいることの何が悪いの?と教えられました。怒られてもいいから、本音で話してもいいんだということを花子さんから学びました。この映画の人間同士の向き合い方を見て、いろいろな感情を吐き出してくださればうれしいです」と語った。

 


芸能ニュースNEWS

長尾謙杜&山田杏奈がW主演 映画『恋に至る病』大ヒット御礼舞台挨拶

映画2025年11月6日

 映画『恋に至る病』大ヒット御礼舞台挨拶が11月5日、東京都内で行われ、W主演の長尾謙杜(なにわ男子)& 山田杏奈が登壇した。  本作は、TikTokで200万回再生を超える大反響を呼んだ作家・斜線堂有紀氏による衝撃の恋愛小説を映画化。内気 … 続きを読む

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「三谷幸喜さんの描く喜劇は恐ろしい」「井上順ここにあり。ペーソスあふれる芝居を見せてくれた」

ドラマ2025年11月6日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第6話が、5日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の全 … 続きを読む

「スクープのたまご」週刊誌記者への罵倒シーンに反響 美容師の言葉が「正論で苦しい」「さすが文春」

ドラマ2025年11月5日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第5話が、4日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新人 … 続きを読む

「娘の命」殺人事件の黒幕に“新堂”竹財輝之助が浮上 「竹財輝之助さん、またクズ野郎役」「全部がつながって面白い」

ドラマ2025年11月5日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第5話が、4日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いやっ … 続きを読む

「じゃあつく」“ミナト”青木柚の衝撃発言に「扱いが難しい」の声 「“勝男”竹内涼真が便器に挟まれる姿がシュール過ぎて爆笑」

ドラマ2025年11月5日

 夏帆と竹内涼真がW主演するドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)の第5話が、4日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、“恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当たり … 続きを読む

Willfriends

page top