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(左から)和田庵、清原果耶、尾野真千子、宮本信子、佐藤健、片山友希 (C)エンタメOVO
毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催の「第76回毎日映画コンクール 表彰式」が15日、東京都内で行われ、『護られなかった者たちへ』(瀬々敬久監督)で男優主演賞を受賞した佐藤健ほかが出席した。
本作は、東日本大震災から10年目の仙台を舞台に、不可解な殺人事件の真相と、その裏に隠された切ない真実を描いたヒューマンミステリー。
事件の容疑者・利根役の演技が評価された佐藤は「大変光栄です。間違いなく、自分がここに立つことができているのは瀬々監督をはじめ、スタッフ、共演者の皆さまのおかげ。支えてくださった全ての皆さまに感謝を伝えたいです」とスピーチした。
撮影で工夫したことを聞かれると、「自分で何かをすごく頑張ったというよりは、全編宮城での撮影で、僕も2カ月ほど宮城に滞在したので、その空気に身を委ねたという感覚に近い。震災当時の(避難所となった)学校なども再現してくださっていたので、美術の力を借りながら、空気に身を任せながらの撮影でした」と当時の様子を振り返った。
コロナ下での撮影だったため、共演者らと食事に行くことはかなわなかったという。佐藤は「コミュニケーションを取る時間があまりなくて。(刑事役の)阿部(寛)さんとも共演をすごく楽しみにしていたのですが、ほぼほぼ話す機会がなくてあいさつぐらい。本当はもっと話したかった。また別の機会に今回の現場の皆さんとご一緒できたらと思います」と願いを口にした。
また、同作で、福祉保健事務所でケースワーカーとして働く円山幹子を演じた清原果耶が、女優助演賞を受賞。「そうそうたるキャストの皆さんの中で、現場に行くたびに緊張していました」と振り返った。
女優としての今後を問われると、「自信がついたかは分からないのですが、皆さまに見ていただけるような作品に参加できたことを糧に、これからも頑張っていけたらと思います」と笑顔を見せた。
主な受賞作品、受賞者は以下の通り。
日本映画大賞:『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)
日本映画優秀賞:『すばらしき世界』(西川美和監督)
外国映画ベストワン賞:『ノマドランド』(クロエ・ジャオ監督)
男優主演賞:佐藤健『護られなかった者たちへ』
女優主演賞:尾野真千子『茜色に焼かれる』
男優助演賞:仲野太賀『すばらしき世界』
女優助演賞:清原果耶『護られなかった者たちへ』
スポニチグランプリ新人賞(男性):和田庵『茜色に焼かれる』
スポニチグランプリ新人賞(女性):片山友希『茜色に焼かれる』
監督賞:濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』
脚本賞:吉田恵輔『空白』
アニメーション映画賞:『岬のマヨイガ』(川面真也監督)
TSUTAYA映画ファン賞:日本映画部門『るろうに剣心 最終章 The Final』
TSUTAYA映画ファン賞:外国映画部門『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
田中絹代賞:宮本信子
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