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主演の鈴木亮平
NHK大河ドラマ「西郷どん」第32回「薩長同盟」のマスコミ向け試写会が8月22日、都内の同局内で行われ、主演の鈴木亮平と桂小五郎役の玉山鉄二が会見に出席した。
「西郷どん」は、明治維新を先導した英雄・西郷隆盛の激動の生涯を描く物語。第32回の「薩長同盟」のシーンは、敵対していた薩摩と長州が和解し、倒幕に向けて薩長同盟が成立する大きなターニングポイント。試写後、制作統括・櫻井賢氏は「歴史に残る薩長同盟のドラマができたのでは」と語った。
薩長同盟の交渉は、台本上で15、6ページにも及ぶ長いシーン。撮影現場の様子について玉山は、「自分が前に出るのではなく、薩長同盟の場面がよりよくなるよう、みんなが突き進んでいる感じがあった」と振り返った。その中には、坂本龍馬役の小栗旬が「俺のカットは要らないので、もっと西郷さんと桂を立ててあげてください」と発言する一幕もあったという。そのシーンの充実ぶりについて玉山は、「僕の役者生活において、とても貴重な時間でした」と感慨深げに話した。

玉山鉄二
撮影の合間を縫って会見に駆け付けた鈴木は、「薩長同盟は『西郷どん』において、とても大きなもの。お客さんも楽しみにしている部分なので、気合いが入った」。撮影時は、生の感情を生かそうと、完全には芝居を固めないまま本番に臨んだといい、「思っていたよりも感情的になり、感極まるものがあった」としみじみと振り返った。監督からは、「鈴木君から『薩長同盟ですよ!普通のシーンじゃないんですよ!』と何回言われたことか」とのエピソードも明かされた。
放送当日は日本テレビの24時間テレビが裏番組に当たり、地上波の放送はちょうどマラソンのゴールを迎えるあたりの時間帯。この点について玉山は、「亮平君は1年近く走り続けているので、重みが違う。ぜひご覧ください」と自信たっぷりにアピールした。
「西郷どん」第32回「薩長同盟」は、8月26日放送。

小栗旬
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