映画『海賊とよばれた男』の公開初日舞台あいさつが10日、東京都内で行われ、出演者の岡田准一、吉岡秀隆、染谷将太、鈴木亮平、野間口徹、ピエール瀧、綾瀬はるか、小林薫、山崎貴監督が登壇した。
本作は、2013年に本屋大賞を受賞した百田尚樹氏の同名小説を映画化。主人公・国岡鐵造が、明治・大正・昭和の激動の時代を舞台に、日本に大きな勇気と希望を与える大事業を成し遂げていく姿を描く。
岡田は「山崎監督から『共に闘ってくれ』と言われてから、悩みながらチャレンジし続けて、キャストやスタッフの皆さんに支えられながら撮影してきた作品なのでうれしい」と初日を迎えた思いを笑顔で語った。
また、撮影で苦労したことを聞かれると「VFXです」と即答し、「見えない世界の中で撮影することになるので、目の前にないものをイメージしながら現場に立っているのに苦労しました」と振り返った。
さらに、この日、岡田以外の登壇者が映画のタイトルになぞらえ、「○○と呼ばれた男」として岡田の意外な一面を明かした。
染谷は、岡田を「ぶれないと呼ばれた男」とし、「たたずまいもお芝居もぶれない。そして、ぶれずに俺のことをかわいがってくれる」とべた褒め。「裏では、岡田さんを『岡田さま』って呼んでいます」と岡田への熱い思いをアピールした。
一方、鈴木は「パパラッチと呼ばれた男」と話す。鈴木は「現場ですぐに隠し撮りをしていて、1日の撮影が終わると、気を抜いている俺の写真と共に『今日の鈴木くん』というメールが送られてくるんです。その後には、染谷くんの写真も送られてくる。岡田くんと同じ現場だと気を抜くとすぐに撮られます」と暴露した。
これに対して岡田は「撮りたくなるんです、2人は。外では見せない、抜けているところを撮るのがたまらない」と無邪気に話し、会場の笑いを誘った。