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妻役の菊池亜希子
人は、記憶の生き物だ。過ごしてきた時間が、これから過ごす時間を規定する。例えば夫婦。一緒に暮らした場所、話したこと、行った場所、その記憶すべてが鋳型になって、どんなに衝突しても戻れる二人の“居場所”を作る。そんな日常の一コマを描いた三菱電機の動画シリーズ「ニクイねぇ!シアター」の第2弾「PARTNER」が、“いい夫婦の日”11月22日に公開された。
この動画シリーズ、家族が暮らしの中で向き合うさまざまな出来事を切り取っている。第1弾「Mother」では、上白石萌音の演じる少女が出産で家を留守にした母親の代わりに食事やお弁当を作るうち、いつもの母親の何気ない気遣いに少しずつ気づいていく姿が共感を呼び、再生回数120万回を突破した。
第2弾の今回は、夫婦役で菊池亜希子と野間口徹が初共演。幼なじみの夫婦だが、価値観が真逆で何かと対立してしまうのは昔から。物語は、そんな彼らの引っ越しの1日を描いている。テーマは「エアコン」だ。
人間、疲れている時、空腹の時はいら立つのが常。引っ越しの日は、仲良し夫婦でも“要注意”だ。ラグの色でもめ、“暑い”2階にエアコンを入れたい彼の隣にいる彼女は「寒いくらい」と、体感温度も合わないらしい。客観的に見れば、“大したことない”話で“深刻”にけんかするのは、一般的な夫婦でもよくあることだが、この二人の場合、亀裂の決定打は引っ越しパーティー。
「一人でやれば?」という、大抵の場合相手を黙らせる鋭い言葉で険悪な夕刻を迎える二人。仲直りのきっかけは、“記憶”だ。子どものころの自分が、幼なじみの相手を思う気持ちを呼び起こしてくれる。そしてぎこちなく外食へ。「たまには私に合わせてよ」「それはこっちのせりふ」とボソボソ言いつつ歩く二人の手は…。
妻を演じた菊池は女優・モデルのほかMOOKの編集長としても活躍中。ナチュラルな美しさだけでなく、しっかりと自己主張する大人の女性をうまく表現している。一方、夫役の野間口は柔らかな雰囲気の中にも芯の強さを感じさせる演技が得意。理屈っぽい面があり、素直に妻に謝れない不器用な夫を好演している。
この動画シリーズの「ニクイねぇ!」というキャッチフレーズ、まだ気づかれていない潜在的なニーズまで掘り起こして、「期待を上回るブランド」を目指す三菱電機の姿勢を表しているのだそうだ。相手の気持ちに気付くことって、夫婦だって真似したい姿勢だ。
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