【花燃ゆインタビュー】山田萌々香 「引っ込み思案だったけど、自分の意見が言えるようになっていく文の姿をしっかりと演じられました」 吉田松陰の妹・文の幼少時代役

2015年1月4日 / 08:34

 2015年NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」の主人公で、激動の幕末を駆け抜けた兄の吉田松陰(伊勢谷友介)を支え、松陰が設立した松下村塾では女幹事として活躍した文(ふみ=井上真央)の幼少時代を演じている山田萌々香。長州藩の下級武士、杉百合之助の四女として生まれ、3人の姉、2人の兄、弟に囲まれながら育った。おとなしい女の子だったが、松陰らきょうだいの影響で徐々に利発な少女へと成長していく文の成長ぶりを語る。

 

文の幼少時代役の山田萌々香

-出演が決まった時の気持ちは?

 私で良いのかなという気持ちだったけど、撮影現場に行くと、皆さんが優しく接してくれました。とっても楽しい2カ月間でした。

-伊勢谷さんとはどんなお話をしましたか?

  (立ち位置を示すために床に貼られている)テープの所に合わせて私が立っていると、伊勢谷さんが「だいたいでいいんだよ」って教えてくれました(笑)。

-見てほしいシーンはありますか?

 小田村伊之助さん(大沢たかお)と初めて会って、(小田村が寅次郎とはじめて出会う明倫館・講堂に)連れて行くシーンです。長いせりふがあったんですけど、何回も何回も繰り返し練習したので見てほしいです。

-奥田瑛二さんにたたかれるシーンはどうでしたか?

 すごく印象が強いですね。奥田さんはたたいた後とか、優しく「大丈夫?」って言ってくれました。痛かったけど、ちゃんとできたので良かったです。それまでたたかれた経験はありませんでした。生まれて初めてのビンタでした。

-思い出に残っているシーンはありますか?

 第1話の最後のシーンです。文が姉の寿さんやその友だちに自分の気持ちをちゃんと言えるようになって、浜に貝採りに連れて行ってもらえるというシーンですね。

-井上真央さんの印象は?

 会ってもかわいい。真央さんの幼少時代を演じることができて良かったです。

 -撮影を通して自分で成長したと思えるところはありますか?

 文ちゃんは引っ込み思案でしたが、自分の意見が言えるようになっていく姿をしっかりと演じられたと思うので、いろんな演技ができるようになったかと思います。

-いつからお芝居をしているのですか?

  お母さんによると3歳ぐらいから。自分では5歳、1年生ぐらいからの記憶はあります。

-将来は何になりたいですか?

  お習字の先生をしながら女優さんも続けられたらいいなと思っています。でも思い入れが強い夢というのはまだないので、これから見つけられたらと思います。

-共演者ですごいと思った方は?

 伊勢谷さん。長いせりふがたくさんあるのにほとんど覚えて来ているんです。そんな状況でも周りの人に優しく話しているのですごいなと思いました。

―大河ドラマの雰囲気は?

 明倫館は階段がギシギシと音がして、おじいちゃんのところよりも古い感じ。着物もあまり着ないし下駄も痛かったですけど、いろんな体験ができました。

-好きな教科は?

 家庭科。苦手なのは算数、国語。運動系。走るのは好きですけど、ほかのマット運動とか跳び箱はあまり跳べなくて苦手です。

-きょうだいは?

 妹がいます。ドラマでは弟とすごく仲が良い設定ですが、自分より小さい子の面倒を見るのが得意なので、役に立っていると思います。

-女優業と勉強の両立はできていますか?

  学校の勉強はお友達がみんな優しいから、教えてくれます。学校の行事は参加できなければ仕方ない。お芝居楽しめているので大丈夫です。

-別の分野でやりたいことはありますか?

 リポーターをやりたいです。グルメリポート。

-こんなに的確な受け答えができていますが、オーディションとかやっているから慣れているんですか? それともお母さんから言われているからですか?

 先生にも自分の意思を伝えないといけないと言われているので。授業ではあんまり手を挙げられないですけど、当てられたら自分の意見を言うようにしています。


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