エンターテインメント・ウェブマガジン
NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」で、主人公の文(ふみ=井上真央)の兄、吉田松陰(伊勢谷友介)と交流を続け、最初に文の姉、寿(ひさ=優香)、後に文と結婚した小田村伊之助(大沢たかお)の養母、小田村志乃を演じるかたせ梨乃。跡取りとして期待していた伊之助が、松陰の影響で幕末の戦いに身を投じようとするのを複雑な思いで見詰める。時代劇など数々の作品で女の業(ごう)や繊細な心の動きを表現してきたかたせが、母の愛を語る。
出番は短いんですが、1年を通して物語の軸になる小田村伊之助の養母ですし、見えないところで責任のある役なのでお引き受けしました。母親として伊之助の人生に影響を及ぼしていると思いますし、それを大沢さんにどこかで出していただければうれしいなと思います。
ええ、ですから凝縮したシーンが多くて、行間を埋めていく作業をしていかないといけない役でした。
すごく思慮深くて慌てない、ダンディーな方です。二人だけのキャッチボールの芝居が多かったのですが、毎回違うボールを投げると姿を変えていろいろな答えが返ってきました。大沢さんは相手の表情やさまざまなものをちゃんと自分で吸収なさってから、返してこられる方ですね。
女性の成長を描くものだと思います。そしてプロデューサーさんもおっしゃっていますが、ホームドラマなんですよね。松陰たちが成し遂げたことはすごいけど、その周りにいっぱい普通に暮らしている人たちがいたということ。決してヒーローを描く物語ではないんです。
好きです。時代劇って時間の流れが違うじゃないですか。だから時を大切にして演じるのが楽しいです。それに着物を着ると身も心も自然とおしとやかになるのは、和の心でしょうか?
知識とか技術は伝え続けていかないと忘れ去られてしまいます。特に美術関係はそうですね。それと大切なのは、待つことの喜びや不安から愛は生まれるということです。今は考えずに結論を急ぐけど、結論にいくまでの過程が大事なんです。それがあの時代の素晴らしさだと思っているので、時代劇の世界を大切にしていきたいですね。
映画2025年10月24日
10月24日公開の『恋に至る病』は、TikTokで話題になるなどティーンを中心に絶大な支持を集める斜線堂有紀のベストセラー小説を映画化した話題作だ。 内気な男子高校生・宮嶺望と学校中の人気者・寄河景。同じクラスになった2人は距離を縮めて … 続きを読む
映画2025年10月23日
祖父の他界後、大学生の拓磨は、夫に先立たれて独り残された祖母・文子と同居することになった。ある日、拓磨は亡き祖父・偉志の書斎で、大学の入学案内を見つける。それは偉志が遺した妻・文子へのサプライズだった。市毛良枝とグローバルボーイズグループ … 続きを読む
映画2025年10月22日
10月24日から全国公開となる『愚か者の身分』は、第二回大藪春彦新人賞を受賞した西尾潤の同名小説を映画化した迫真のサスペンスだ。新宿の歌舞伎町で、犯罪組織の手先として戸籍売買を行う松本タクヤ(北村匠海)とその弟分・柿崎マモル、タクヤの兄貴 … 続きを読む
映画2025年10月22日
芥川賞作家・金原ひとみが新宿・歌舞伎町を舞台に描き、第35回柴田錬三郎賞を受賞した同名小説を、松居大悟監督、杉咲花主演で映画化した『ミーツ・ザ・ワールド』が10月24日から全国公開される。二次元の世界を愛し、自己肯定感の低い主人公の由嘉里 … 続きを読む
ドラマ2025年10月21日
timeleszの橋本将生が主演するドラマ「ひと夏の共犯者」(テレ東系)が毎週金曜深夜24時12分~放送中だ。本作は、大学生の主人公・岩井巧巳(橋本)が、推しのアイドル・片桐澪(恒松祐里)との夢のような同居生活を送るうちに、彼女の中にもう … 続きを読む