劇団ひとり「アドリブは、かまないんです」 「キス我慢選手権」映画化第2弾が公開

2014年10月16日 / 17:45

 深夜のバラエティー番組「ゴッドタン」(テレビ東京)の人気企画「キス我慢選手権」の映画化第2弾『ゴッドタン  キス我慢選手権  THE  MOVIE2  サイキック・ラブ』が、10月17日から公開される。

 本作で、スポーツも勉強も万能なスーパー高校生の川島省吾役を演じた主演の劇団ひとりと、“神様”としてウォッチングルームで “観戦”したおぎやはぎ(小木博明、矢作兼)が、作品へのこだわりや見どころを語った。

 

(左から)小木博明、劇団ひとり、矢作兼

-撮影を終えて手応えは感じられていますか。

劇団ひとり 正直、テレビ版の時から手応えはあまり感じたことはないんです(笑)。訳が分からないまま、シチュエーションの中でもみくちゃにされて帰るような状態なので。

-では後から“もっとこうした方が良かったな”と思うこともありますか。

劇団ひとり 山ほどあります。(アドリブの)5秒後に“あ、違ったな~”って思うことが多いです。

-大前提のことをお聞きしますが、本当にアドリブなんですか。

小木 そこが違ったらすごいよね。

矢作 もしそうだったら最低だよ(笑)。

劇団ひとり アドリブです。確かによく聞かれますが、ある意味すごい褒め言葉ですよね(笑)。アドリブに見えない理由は、僕のせりふや立ち回りもあるだろうけど、カメラワークが素晴らしいんです。カメラマンさんたちが本当に周到に準備しているみたい。まずはリハーサルで“仮想劇団ひとり”という僕と背格好が似た役者さんが“劇団ひとりはこう動くのではないか”というシミュレーションを何パターンもやるんです。そのときに、どこからでも顔が撮れるように10台以上のカメラがちゃんと計算して本番に挑むわけです。

-アドリブは、常にあらゆるシチュエーションを想定して事前に頭の中で組み立てているものなのですか?

劇団ひとり あまり考えないようにしています。考えちゃうと、それじゃなかったときに慌てちゃうので。なるべく真っ白な状態で臨みますね。

-結構キザなせりふがスラスラと出てきますが、かむことはないですか。

劇団ひとり これがね、アドリブ芝居の七不思議の一つで、アドリブはかまないんです。むしろせりふの方がかみますね。例えば「せりふを覚えてください。5分後です」と言われ、あまり練習もしないままやるとかみます。何か、これを言うんだ!と決めているときの方が実は、かんじゃったりするんです。

-そんなひとりさんを見て、お二人はどう思いますか。

矢作 もう慣れてますので(笑)。アドリブで何かやっていること自体にびっくりすることはないですけど、やっぱり面白いせりふが出てきたときはすごいなと思います。

小木 せりふのリズムもまたすごいんだよね。

劇団ひとり ありがたいですね。なかなかこういう機会じゃないと褒めてくれないので。

-キスを我慢しなきゃいけない女性との駆け引きのシーンで、何か気を付けていることはありますか。

劇団ひとり まずは唇が当たらないこと。かなり近づきますが、これで唇が当たっちゃったら身もふたもないんで。あとはできるだけ手は使わないようにしています。

-女性に触らないということですか?

劇団ひとり はい。なんか胸を直接手で触るのはルール違反な気がして、自分の中で自主規制しています。特にミニスカートの太ももの内側とかすごく手を入れたくなるのですが…、そこは抑えて、いくときは顏でいくようにしています。

-保健室のシーンでは女性の胸に吸い付いていましたね。

劇団ひとり 顔は触覚もあんまり発達していないですから。パン食い競争で手は使わない的なのと同じ感じです。

矢作 顔はセーフみたいなこと言っているけどアウトだからね!

-実際に女性とのキスを我慢するのはどれくらい大変ですか。

劇団ひとり すごく大変です。やっぱり本能の部分ですから。自分が飢餓状態のときに、目の前にカレーライスを出されて、それを「我慢しろ」と言われるのと一緒。特に僕は既婚者ですから、ああいう若い女性に迫られることは無いですからかなり苦しいです。あれはプロフェッショナルにしかできない仕事ですね。

-そういったセクシーシーンをずっと眺めているお二人はどういう心境なのですか?

小木 これが結構見てられるんだよね。見てられないイチャイチャと見ていられるイチャイチャがあるけど、ひとりのはちゃんと“こっち側向け”のいいイチャイチャ。

矢作 そうそう。ちゃんとパフォーマンスになっていて、エンターテインメント性のあるイチャツキなんだよね。

劇団ひとり ちゃんと計算しているんですよ。胸に顔をうずめるときも正面からいくとカメラに映らないから、実は斜めからいっているんです。あの位置取りは、もう男優さんレベルです。

-完成作を奥さん(タレントの大沢あかね)と一緒に見たりすることはありますか。

劇団ひとり ないですね。奥さんがテレビ版を含め「キス我慢」を見たことがあるかどうかも分からないです。話題にも出さないですね。

矢作 見られるものかね?

劇団ひとり いや、見られない。だって俺、嫁さんが逆のことをやっていたらキツイもん。

矢作 女優のラブシーンを見ているのとはやっぱり違うよね。

小木 あそこまでノリノリでやられたらね…。

-もし次回作があるとしたら。おぎやはぎのお二人は出る側としてどうですか?

矢作 全然興味ないです。

小木 見る側で楽しみたい。

矢作 だって大変なんですよ。いわゆる脇を固める方は台本がありますから。劇団ひとりが何か言ってくる分にはアドリブで返さなきゃいけないし、ちゃんと用意されたせりふもある。すごいプレッシャーです。

 

●公開情報
タイトル:『ゴッドタン  キス我慢選手権  THE  MOVIE2  サイキック・ラブ』
公開:10月17日(金)からTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー
企画・制作:テレビ東京
監督:佐久間宣行
配給 東宝映像事業部


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