エンターテインメント・ウェブマガジン
深夜のバラエティー番組「ゴッドタン」(テレビ東京)の人気企画「キス我慢選手権」の映画化第2弾『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ』が、10月17日から公開される。
本作で、スポーツも勉強も万能なスーパー高校生の川島省吾役を演じた主演の劇団ひとりと、“神様”としてウォッチングルームで “観戦”したおぎやはぎ(小木博明、矢作兼)が、作品へのこだわりや見どころを語った。
劇団ひとり 正直、テレビ版の時から手応えはあまり感じたことはないんです(笑)。訳が分からないまま、シチュエーションの中でもみくちゃにされて帰るような状態なので。
劇団ひとり 山ほどあります。(アドリブの)5秒後に“あ、違ったな~”って思うことが多いです。
小木 そこが違ったらすごいよね。
矢作 もしそうだったら最低だよ(笑)。
劇団ひとり アドリブです。確かによく聞かれますが、ある意味すごい褒め言葉ですよね(笑)。アドリブに見えない理由は、僕のせりふや立ち回りもあるだろうけど、カメラワークが素晴らしいんです。カメラマンさんたちが本当に周到に準備しているみたい。まずはリハーサルで“仮想劇団ひとり”という僕と背格好が似た役者さんが“劇団ひとりはこう動くのではないか”というシミュレーションを何パターンもやるんです。そのときに、どこからでも顔が撮れるように10台以上のカメラがちゃんと計算して本番に挑むわけです。
劇団ひとり あまり考えないようにしています。考えちゃうと、それじゃなかったときに慌てちゃうので。なるべく真っ白な状態で臨みますね。
劇団ひとり これがね、アドリブ芝居の七不思議の一つで、アドリブはかまないんです。むしろせりふの方がかみますね。例えば「せりふを覚えてください。5分後です」と言われ、あまり練習もしないままやるとかみます。何か、これを言うんだ!と決めているときの方が実は、かんじゃったりするんです。
矢作 もう慣れてますので(笑)。アドリブで何かやっていること自体にびっくりすることはないですけど、やっぱり面白いせりふが出てきたときはすごいなと思います。
小木 せりふのリズムもまたすごいんだよね。
劇団ひとり ありがたいですね。なかなかこういう機会じゃないと褒めてくれないので。
劇団ひとり まずは唇が当たらないこと。かなり近づきますが、これで唇が当たっちゃったら身もふたもないんで。あとはできるだけ手は使わないようにしています。
劇団ひとり はい。なんか胸を直接手で触るのはルール違反な気がして、自分の中で自主規制しています。特にミニスカートの太ももの内側とかすごく手を入れたくなるのですが…、そこは抑えて、いくときは顏でいくようにしています。
劇団ひとり 顔は触覚もあんまり発達していないですから。パン食い競争で手は使わない的なのと同じ感じです。
矢作 顔はセーフみたいなこと言っているけどアウトだからね!
劇団ひとり すごく大変です。やっぱり本能の部分ですから。自分が飢餓状態のときに、目の前にカレーライスを出されて、それを「我慢しろ」と言われるのと一緒。特に僕は既婚者ですから、ああいう若い女性に迫られることは無いですからかなり苦しいです。あれはプロフェッショナルにしかできない仕事ですね。
小木 これが結構見てられるんだよね。見てられないイチャイチャと見ていられるイチャイチャがあるけど、ひとりのはちゃんと“こっち側向け”のいいイチャイチャ。
矢作 そうそう。ちゃんとパフォーマンスになっていて、エンターテインメント性のあるイチャツキなんだよね。
劇団ひとり ちゃんと計算しているんですよ。胸に顔をうずめるときも正面からいくとカメラに映らないから、実は斜めからいっているんです。あの位置取りは、もう男優さんレベルです。
劇団ひとり ないですね。奥さんがテレビ版を含め「キス我慢」を見たことがあるかどうかも分からないです。話題にも出さないですね。
矢作 見られるものかね?
劇団ひとり いや、見られない。だって俺、嫁さんが逆のことをやっていたらキツイもん。
矢作 女優のラブシーンを見ているのとはやっぱり違うよね。
小木 あそこまでノリノリでやられたらね…。
矢作 全然興味ないです。
小木 見る側で楽しみたい。
矢作 だって大変なんですよ。いわゆる脇を固める方は台本がありますから。劇団ひとりが何か言ってくる分にはアドリブで返さなきゃいけないし、ちゃんと用意されたせりふもある。すごいプレッシャーです。
●公開情報
タイトル:『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ』
公開:10月17日(金)からTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー
企画・制作:テレビ東京
監督:佐久間宣行
配給 東宝映像事業部
舞台・ミュージカル2025年4月2日
田中圭を主演に迎え、若村麻由美、門脇麦、高畑淳子ら豪華共演者で贈る舞台「陽気な幽霊」が5月3日から開幕する。本作は、20世紀を代表する劇作家ノエル・カワードによるウェルメイド・コメディー。1945年にはデヴィッド・リーン監督により映画化も … 続きを読む
ドラマ2025年4月1日
3月31日から放送スタートしたNHKの連続テレビ小説「あんぱん」。『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルに、何者でもなかった朝田のぶと柳井嵩(北村匠海)の2人が、数々の荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年4月1日
坂本昌行と増田貴久をはじめとした豪華キャストが出演するミュージカル「ホリデイ・イン」が4月1日から開幕する。本作は、1942年に公開された映画『Holiday Inn』(邦題『スウィング・ホテル』)をもとに舞台化されたミュージカル作品。「 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年3月29日
2024年5月にスタートした、吉田鋼太郎が芸術監督を務める【彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd】。待望の二作目となる「マクベス」が、藤原竜也を主演に迎え、5月8日から上演される。藤原に初めて挑む「マクベス」への思いや吉田とのクリエイトに … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年3月28日
「週刊少年ジャンプ」で2020年5月まで連載していた吾峠呼世晴による大ヒット漫画『鬼滅の刃』。2020年に初めて舞台化されて以降、シリーズを重ね、4月11日からはシリーズ5作目となる、舞台「鬼滅の刃」其ノ伍 襲撃 刀鍛冶の里が上演される。 … 続きを読む