エンターテインメント・ウェブマガジン
佐藤流司が主演を務める舞台「私立探偵 濱マイク-遥かな時代の階段を-」が2月6日から上演される。本作は、映画監督・林海象による「私立探偵 濱マイク」シリーズを元にした作品で、2021年には「朗読劇『私立探偵 濱マイク』-我が人生最悪の時-」、2022年には舞台「私立探偵 濱マイク-我が人生最悪の時-」が上演された。舞台第2弾となる今回は、脚本・演出を西田大輔が担当し、濱マイク役を過去公演に続いて佐藤が務める。佐藤と濱マイクの相棒・星野役を引き続き演じる矢部昌暉に公演への意気込みなどを聞いた。

矢部昌暉(左)と佐藤流司 (C)エンタメOVO
矢部 濱マイクという男は、男性から見てもかっこいい男だと思います。そんなマイクを主人公にした作品を、西田さんが脚本・演出を担当して、主演を流司くんが務めるので間違いなくかっこいいと“相棒”として思っています。今回はどんな感じになるのか、とても楽しみです。
佐藤 「濱マイク」という作品は、ヒューマンドラマとしてすごくクオリティーが高いと思います。演じていても、台本を読んでいても、感動します。舞台では、お客さまのリアクションがダイレクトに伝わってきますが、初演のときのお客さまの感動がすごくて。なので、この続編にも全幅の信頼を置いています。
矢部 今は、技術なども進化した分、あれこれ取り繕うこともできますし、できることもすごく増えてきました。ですが、この物語で描かれているのは、まだまだ不便なことも多い中、必死に真っすぐに生きている人たちが生きている時代です。特に濱マイクは真っすぐな男で、その姿は現代ではあまり見ないものなのかなと思います。でも、僕はそんな濱マイクがすごく好きです。
佐藤 普遍的な面白さがある作品だと思いますが、それと同時に、(映画やドラマを)リアルタイムで見るのと、今、舞台を見ていただくのでは、魅力の感じ方は違っていると思います。令和の今だと、ファンタジーに近いのかなと。銃を持った人がいて、私立探偵がいるというのは、令和の人には身近な話ではないかと思いますが、だからこそ、楽しいのではないかなと思います。
佐藤 偉そうな言い方になってしまいますが、とにかく照明が美しいところが好きです。今回も脚本も西田さんがなさるのですが、作り方の上手さも魅力だと思います。参考になりますね、非常に。
矢部 前回、演出していただいたときに、「かっこいいを追求しよう」とおっしゃっていたのを覚えています。「かっこいい」というのは、誰もが思うかっこよさではなくて、その役としてのかっこよさ。その西田さんの言葉で、星野としてのかっこよさはどこにあるんだろうとすごく考えました。
矢部 たとえ、みんながピンチになったときも、どんなときでもマイクを信じていること。それから、弱さを見せないところ。一見、お調子者でふざけているけれど、彼なりの熱い部分もあるということです。
佐藤 男らしい男だなと。頼まれたことは断らず、友人や家族思いで、理想的な男だという気がします。
矢部 先ほど話した「かっこよさ」はもっともっと追求していきたいと思います。役としての深みという点では、前回演じたからこそ、新たに感じることがあると思うので、それを見つけていけたらと思っています。
佐藤 「濱マイク」に限らずですが、毎回、前回よりうまくなれるようにと思っています。
佐藤 役によりますが、お芝居のクオリティーです。今回、どんな作品になるのか、まだ詳しいことが分からないので、これだとは言えないですが。
矢部 僕は保育士です。小さい頃から、動物と子どもが大好きだったんですよ。昔から保育士に興味がありました。
佐藤 俺は、昔の夢が弁護士だったので、弁護士をやりたいですね。
佐藤 中学、高校くらいで、勉強に急に冷めたときがあって。それまでは勉強が好きだったんですが、「これ、俺の人生に必要なさそうだな」というジャンルのものが出始めたんですよ。例えば因数分解。「人生で使う機会あるかな」と考え始めたら、急に勉強に興味が失せてしまって。そこからですね、弁護士じゃなくてもいいと思い始めたのは。「あと何年もこの作業続けるの、無理かも」と。
佐藤 いや。弁護士でも警察官でもいいのですが、人の人生を変える仕事をしたかったんです。
佐藤 そうですね。今、同じことができていると思います。
矢部 今(取材当時)はまだ、どんな作品になるのか分かりませんが、前回で得た感触から、今回はより面白くなるんだろうなと思います。僕自身は、この作品で地方公演に出演するのが初めてなので、たくさんの方に見ていただけるチャンスがあるのもうれしいですし、しっかり責任持って面白い作品を作れたらと思います。ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。
佐藤 前回、劇場でご覧になってくださった方は、もちろんこの作品の面白さはご存じだと思います。まだこの作品をご覧になっていない方もいらっしゃると思いますが…私、この業界も長くなってまいりまして、うそがつけるようになってきてしまいましたが、この作品はうそではなく、心からお勧めできる作品の続編です。見に来ていただければ、私の言っている意味が分かっていただけるかなと思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)
舞台「私立探偵 濱マイク-遥かな時代の階段を-」は、2月6日~11日に都内・サンシャイン劇場ほか、大阪、名古屋で上演。
映画2026年10月9日
10月9日から全国公開となる『遥かな町へ』は、「孤独のグルメ」「神々の山嶺」で知られる漫画家・谷口ジローの名作を実写映画化した作品だ。 建築デザイナーとして活躍する48歳の中原博史(大谷亮平)が、故郷・鳥取県の倉吉で母親の墓参りを済ませ … 続きを読む
映画2026年10月8日
「バックルームズ」(9月4日公開)★★★ 出口のない迷宮が生む恐怖 “あるはずのない隙間”から、黄色い壁に囲まれ蛍光灯に照らされた迷宮のような空間へ迷い込んだ男(キウェテル・イジョフォー)が、出口を求めてさまよう。インターネット発の都市伝 … 続きを読む
ドラマ2026年10月7日
10月7日(水)よる11時からカンテレ・フジテレビ系全国ネット「水ドラ★イレブン」枠で、新ドラマ「小麦とバターと復讐と」がスタートする。 夫と助手に裏切られ、命を落としたパン職人の野崎ミチルが、2年前にタイムリープし、過去をやり直しなが … 続きを読む
映画2026年10月1日
大腸がんによって24歳で他界した遠藤和(のどか)さんが亡くなる10日前までつづり続けた手記を映画化した『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』が、10月2日から全国公開される。本作で、主人公の和と夫の将一を演じた、川口春奈と高杉真 … 続きを読む
映画2026年10月1日
余命1年の音楽教師・京香(広瀬アリス)と、喜び以外の感情を失った高校生・沖晴が織りなす、切なくも温かい感動の人生賛歌『沖晴くんの涙を殺して』が10月2日から全国公開される。本作で、訳あり高校生の沖晴を演じた木戸大聖に話を聞いた。 -沖晴の … 続きを読む