エンターテインメント・ウェブマガジン
現在連載中の同名電子漫画を実写ドラマ化した「家政婦クロミは腐った家族を許さない」(テレ東系・金曜 24時12分)が、10日から放送開始した。問題だらけの灰原家に仕えることになった家政婦クロミは「理想の家族」を作るために、常識も倫理も超えて暴走してしまう。その過度な行動と家族の行く末をスリリングに描いた本作で、テレ東連ドラ初単独主演(クロミ役)を務める関水渚に話を聞いた。
関水渚(スタイリスト:後藤仁子、ヘア&メーク:井手真紗子)(C)エンタメOVO
初回は強い嫉妬心を抱いた結果、人はどうなるのかが描かれていて、人間の醜さが全面に出ているのですが、そこが見どころの一つだと思います。また「人間は何歳になっても、自分勝手なんだな」と感じさせられるところもおもしろいです。作中では、クロミも灰原家の奥さんや旦那さんが「普通、そんなことまでする?」みたいな行動が描かれていて、その人間臭さがとてもリアルです。さらに相手の意思や思考を変えてしまう、クロミの言葉や思考がとてもおもしろいです。そして、初めて台本の読み合わせをした時、灰原家で共演する藤原紀香さん(翠役)、高橋光臣さん(蒼太役)、阿久津仁愛さん(千翠役)、大熊杏優さん(緋莉役)の4人が本当の家族のようで、「これはおもしろくなるな」と確信しました。
今作は、ラブストーリーでもなく、家政婦という役柄なので、撮影中は芝居のことなど共有できる相手がいないだろうなと思っていて、「自分で乗り切るしかない」という覚悟で挑みました。
クロミは傲慢(ごうまん)な人間で、自分が常に正しい人間だと思っているキャラクターです。ですが正しくないことも好きで、自分の教えで善人にしてあげようと思っています。演じる上では、クロミのように私の教えで良い人にしてあげようかなというマインドで挑みました(笑)
クロミのキャラをどのように作ろうかと悩んでいた時、監督から「ゆっくりせりふを言ってくれ」と言われたことがあります。家族を演じる役者がどんなに早く話していても、そのせりふ回しにひっぱられないようにするのが大変でした。一方でどのようにしたら、クロミが怖く見えるのか、試行錯誤しながらの芝居はおもしろかったです。例えばせりふの言い方や声の高さ、相手との異常な距離感とか楽しかったです。
(C)エンタメOVO
ドラマ2025年6月1日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、快調に進行中。5月25日放送の第20回「寝惚(ぼ)けて候」で蔦重は、江戸で人気の“ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年5月30日
6月8日から開幕する「先生の背中~ある映画監督の幻影的回想録~」で、芳根京子が6年ぶりに舞台に挑む。本作は、映画監督として知られる行定勲が、中井貴一とともに昭和の映画界を演劇で描く舞台作品。日本映画界を代表する監督の一人である小津安二郎を … 続きを読む
映画2025年5月30日
『マリリン・モンロー 私の愛しかた』(5月30日公開) ドラマや劇映画、ドキュメンタリーなど、今もさまざまな形でその生涯が描かれる女優マリリン・モンロー。この映画の監督イアン・エアーズは、10年以上にわたる調査とインタビューを経て完成させ … 続きを読む
映画2025年5月29日
自分に自信のない高校生の京は、同じクラスの「ヒロインよりヒーローになりたい」という人気者ミッキーに憧れながらも、親友のヅカがミッキーと幼なじみのため、“友だちの友だち”で満足していた。ところが、内気で繊細なエルの不登校をめぐり、京とミッキ … 続きを読む
ドラマ2025年5月25日
学園ドラマと言えば、若手俳優の登竜門。現在、第一線で活躍する人気俳優の多くも、若手時代に学園ドラマで生徒役を経験している。小栗旬、伊藤沙莉、松岡茉優、土屋太鳳、北村匠海など、名を挙げれば枚挙にいとまがない。いわば学園ドラマは「金の卵の宝庫 … 続きを読む