エンターテインメント・ウェブマガジン
大塚 僕がタレーランをやる回で、諏訪部(順一)がナポレオンで、カレームが安元(洋貴)なんだよね。
山寺 安元くんがあの野太い声でカレームもやるんだ。
大塚 だから、どうやるんだろうと思って、今からワクワクしています。
山寺 その回は見に行こうかな(笑)。僕はミュージカルで活躍されている吉野圭吾さんと共演できるのも楽しみですし、共演はできないですけど、濱田めぐみさんが出演されるというのでびっくりしました。お二人とも歌わない、踊らないのはもったいない(笑)。
大塚 僕が山ちゃんに感じるのは、変幻自在にキャラクターを操作できることと、使える音の幅の広さです。同じ音階でもその音色を全部変えることができて、総がかりで紡いでくる。強弱、高い低い、それからテンポとかを全部持っていて、それをあらゆる手段で紡ぎ出していくという、すごみと言うのか…そこがたまらなくすてきです。
山寺 ありがとうございます(笑)。 僕が明夫さんのここがどうとか言うのは本当におこがましいんですけど。
大塚 いや、別に良いところだけ言ってくれれば(笑)。
山寺 持っている声にしても演技にしてもその深みとか説得力をどうやって生み出しているのかと。もちろん本を読む力、役を捉える力もそうなんでしょうけど、そこから発せられる言葉に説得力が本当にある。何も考えてないのかもしれないですけど、もう全てを分かったかのような感じがあります。
大塚 天才ってこと?(笑)。
山寺 (笑)。しゃべったらもう芝居になるじゃないですけど、そのためには本を読み込んで考えて、普段から感性を磨いていると思うんですが、余裕を感じます。あとは色気です。年を重ねてますますですけど、出会った時から声に色気を持っていて、すごいなと思っています。
大塚 僕のXを見ると分かると思いますけど、お寿司かラーメンしか上がってない(笑)。二大好物です。
山寺 僕は…フレンチです(笑)、この作品にちなんで! 本格的なフレンチなんてそんなに食べたことはないですけど、上野にある、この作品とコラボしているフランス料理店・ブラッスリーレカンさんで昨年、『スプーンの盾』コースをいただいたんですけど、こんな贅沢があるのかと本当に感動しました。
大塚 今回もコラボコースがあるんだよね。
山寺 そうなんです。台本をしっかり読み込んだシェフたちがこの作品のイメージで作ったものを食べることができて、いろんな意味で感動しました。ファンの方々にも公演と合わせて絶対に行ってほしいです。
大塚 朗読劇ということで敬遠されている方もいらっしゃると思いますが、朗読劇だと思わずに、生の音楽にセリフも乗っかっているぐらいのつもりで1回来ていただければと思います。今までご覧になっていただいた方も大歓迎ですし、まだこの音楽朗読劇を見たことがない方には、今までのシンプルな朗読劇とは違うエンターテインメント性を感じていただけるんじゃないかと思います。
山寺 今回、久々に台本を読んでみても心がやっぱり震えて、この作品を早くみんなに届けたいと思いました。自分が感動してお客さんにそれを伝えられなかったら意味がないので、 精一杯頑張ります。僕以外にもたくさんの方が出演されていますし、絶対に良いものをお届けできる自信があるので、ぜひ僕が出演する回も見ていただけたらうれしいです(笑)。
(取材・文・写真/櫻井宏充)
プレミア音楽朗読劇 VOICARION XIX『スプーンの盾』は、2024年12月28日・29日に大阪・サンケイホールブリーゼ、2025年1月4日~30日に都内・シアタークリエで上演。

プレミア音楽朗読劇 VOICARION XIX『スプーンの盾』
映画2026年8月27日
-中野監督は、早瀬さんのクランクアップ時の様子について「崩れ落ちるように」と語っていますが、当時の心境はいかがでしたか。 撮影中は朝子と一心同体で生きた感覚があったので、クランクアップしたときは「うれしい」でも「寂しい」でもなく、何とも言 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年8月27日
スペインの詩人・劇作家ロルカの傑作「イェルマ」を起点に、作:オノマリコ×演出:稲葉賀恵によって、1930年代のスペインから現代の東京へと舞台を移し、生きる価値を見出そうとする女と男たちの物語を描く舞台「Yerma イェルマ」が9月21日か … 続きを読む
映画2026年8月26日
-しんすけさんを含め、スペシャルニーズの方々やそのご家族にお会いしたことで、作品に取り組むお気持ちに変化はありましたか。 最初にお会いしたとき、ご家族から「俳優として接してください」とお話がありました。「やりたいことは遠慮しないでください … 続きを読む
2026年8月25日
K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む
映画2026年8月25日
近藤 風子が映画を撮ることに興味があるのは、自分ともすごく似ているところだったので、近藤華のオタク的な部分を出して演じた部分はありました。風子は年齢的に子どもでも大人でもない時期なので、自分は大人だと思って背伸びをしているところから、だんだ … 続きを読む