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ほとんど毎日体を動かしていた感じで大変でした。かつらをつけてということもありますし、躍動感も大事だったので。現八との一騎打ちのシーンでは、ホワイトバックを傷つけないようにという緊張感もありました。八犬士が全員そろって戦いに行く乱戦のシーンでは、カメラの画角内で全員が完璧な殺陣を披露しなければならなかったので、タイミングの部分で大変なことが多かったです。例えば、向こうが斬り終わったタイミングでこっちから入ってきて、ババっと行くみたいな動きは、一朝一夕ではできるものではないので、撮影の間に綿密に打ち合わせをして臨みました。そういう意味では、いいコミュニケーションが取れて仲良くなれましたし、みんなと連携を取りながらいいアクションができたと思います。
それはありました。何より馬琴と北斎の掛け合いを現場で見てみたかったと思いました。どういういきさつであのシーンが生まれたのかということにとても興味が湧きます。何かお互いに楽しみ合いながらやられている感じがするんです。
最後にみんなで馬琴を囲むシーンで1日だけご一緒しました。馬琴からしたら、八犬士の僕らは息子みたいなものですが、初めて会うわけじゃないですか。でも、息子との絆みたいなものが必要なシーンでもあったので、役所さんは僕らとの距離感を意識されたのか、声を録っていなかったので、ずっとクイズを出してほぐしてくださいました。僕らとの距離感が、おのずと近くなるような仕掛けをちゃんと作ってくださった。とてもすてきでした。
まず、この「八犬伝」という題材を知っていても知らなくても面白いというのがこの作品の良さだと思います。その中で、虚と実という2つのパートがあるおかげで、すごくスピード感があってテンポよく見られるので、どの年代の方が見ても楽しんでいただけると思います。気負わずに劇場に足を運んでいただけたら、持ち帰っていただくものは確実に多いと思います。信乃としての見どころは、現八との出会いからの一連の流れと対決のシーン。あそこは結構頑張りました。
(取材・文・写真/田中雄二)
『八犬伝』10月25日(金)から全国ロードショー
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