エンターテインメント・ウェブマガジン
NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。中盤を迎えた物語は第三十一回「月の下で」で、ついに主人公・まひろ/紫式部(吉高由里子)が「源氏物語」の執筆に着手することとなった。そのきっかけを作ったのは、これまでまひろと固い絆で結ばれてきた藤原道長。朝廷の最高権力者となった道長自身も大きな転機を迎えつつある今、演じる柄本佑が、まひろとの関係を中心に役への思いや撮影の舞台裏を語ってくれた。

(C)NHK
演じている最中は、それほど細かく計算していたわけではありません。ただ、今改めて振り返ってみると、政治的な思惑がまったくないとはいえませんが、やっぱりそれとは違うベクトルで頼みに行ったような気がします。道長は元々、自分の家族を政に関わらせたくなかったにもかかわらず、安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)や姉の詮子(吉田羊)の勧めにより、彰子を入内させることになりました。しかし、そうなった以上は、娘に幸せになってほしいとも思っているわけです。
結局、道長も娘の幸せを願う1人の父親なんですよね。そんな道長にとって、他の人には見せられない弱さや本音を打ち明けられる唯一の相手がまひろです。だからこそ、「帝のお渡りもお召しもなく…」と、彰子のことをまひろに相談できたわけです。「お前が最後の一手だ」とも語っていますが、「最後に頼れるのはまひろしかいない」という思いで執筆を依頼したのでしょう。僕自身も、「うちの娘のために頼む!」と懇願する父親になったつもりで演じていました。
あそこで道長が語る「誰かが、今、俺が見ている月を、一緒に見ていると願いながら、俺は月を見上げてきた」というせりふにある「誰か」は、明らかにまひろを意識しています。さらに、亡くなった直秀(毎熊克哉)に思いをはせるくだりもあり、今までの2人の関係を一度決算し、改めて前に進む推進力を得るようなシーンでした。長いシーンだったこともあり、撮影には時間をかけ、吉高さんとも協力しながら切磋琢磨(せっさたくま)して作り上げました。おかげで、僕にとっても印象的なシーンになりました。

(C)NHK
映画2026年4月24日
『人はなぜラブレターを書くのか』(4月17日公開) 2024年、千葉県香取市で定食屋を営む寺田ナズナ(綾瀬はるか)は、ある青年に宛てて手紙を書く。 24年前、当時17歳だったナズナ(當真あみ)は、いつも同じ電車で見かける高校生の富久信介 … 続きを読む
ドラマ2026年4月23日
NHKで好評放送中の連続テレビ小説「風、薫る」。田中ひかるの著書『明治のナイチンゲール 大関和物語』を原案に、明治時代、当時まだ知られていなかった看護の世界に飛び込んだ一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美(上坂樹里)という2人のナースの冒険物語 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年4月23日
舞台「鬼滅の刃」其ノ陸 柱稽古・無限城 突入が6月13日から上演される。原作漫画「鬼滅の刃」はコミックスの全世界累計発行部数が2億2000万部を突破。その大人気作品の舞台化で、シリーズ6作目となる本作では、柱稽古、そして無限城の戦いを描く … 続きを読む
ドラマ2026年4月22日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=藤吉郎/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。4月19日に放送された第15回「姉川大合 … 続きを読む
ドラマ2026年4月21日
鈴木福とあのがW主演するドラマ「惡の華」が毎週木曜24時からテレ東系で放送中だ。押見修造氏の同名漫画をドラマ化した本作は、少年・少女の「不安」「葛藤」「痛み」など、思春期の心の変化を描いた壮絶な青春物語。ある日、ひょんなことから憧れのクラ … 続きを読む