平野莉玖、母親からは礼儀やあいさつに厳しく育てられた【インタビュー】

2024年7月30日 / 12:00

 平野莉玖がTBSで放送中のドラマストリーム「さっちゃん、僕は。」に出演中だ。本作では大学進学のために地方から上京した主人公・片桐京介(木村慧人)が、地元に残してきた彼女・早智(中山ひなの)と、隣に住む人妻・紫乃(石川恋)の間で揺れ動く純愛と破滅のストーリーが描かれ、その過激な内容がSNS上で話題になっている。

 平野は小学生の頃から兄の平野紫耀と共にダンスユニットで活動をはじめ、ラッパーとして活躍。中学卒業後は活動を一時休止したが、現在はRIKU名義でアーティスト活動を行うほか、代表取締役社長としてアパレルブランドを運営。俳優として来年公開予定の映画『SENTIENT GAME』で映画初主演を務めるなど、活動の幅を広げている。

 ドラマ初出演となる本作では、京介の大学の友人・文也役を好演している平野。ドラマ初挑戦の感想や後半戦の見どころ、学生時代の思い出や今ハマっていること、今後の芸能活動の目標などを聞いた。

インタビューに応じた平野莉玖 【スタイリスト…日夏(YKP)】(C)エンタメOVO

-まずは、本作のオファーを受けたときのお気持ちと、実際に演技に挑戦した感想を教えてください。

 お話をいただいたときは、すごくワクワクしましたし、しっかり演じ切れるように頑張りたいと思いました。本格的なお芝居は今回が初めてだったので演技は難しかったのですが、監督が自然なお芝居を引き出してくださる方で。文也は僕自身に似ている部分もたくさんあったので、自然にお芝居ができたかなと思います。

-文也役をどのようなキャラクターと捉えて演じましたか。平野さんに似ていると思うポイントも教えてください。

 文也は明るくて友達との付き合いが良く、クラスのムードメーカーのような存在ですが、恋愛はまだあまり経験したことがないかわいらしい一面もあるキャラクターです。僕もポジティブで明るい人間なので、普段の僕に近いナチュラルな雰囲気で演じることができました。

-撮影は終わられたそうですが、大学のメンバーとの撮影現場はどんな雰囲気でしたか。

 本当の大学の友達同士のように皆仲が良くて、好きなアニメの話をしたり、おいしいご飯屋さんの話をしたり、お芝居の話も、くだらない話もして、和気あいあいとした楽しい現場でした。皆が友達のように接してくれたので、すごく仲良くなれました。

-劇中では、紫乃の夫が不審な行動を取ったり、さっちゃんも不穏な雰囲気がありますが、今後の展開の見どころも教えてください。

 今の段階ではいろいろな伏線が張られているのですが、後半に行くに連れて伏線回収されいろいろなことが分かってくるので、謎解きのような楽しさもある作品になっています。急ピッチで展開が進んでいって、今後もすごいことが起こりますし、僕が演じる文也も最終的にそうなるんだ! という驚きの展開が待っています。

-視聴者の中では“さっちゃん派”か“紫乃派”かという議論もありますが、平野さんはどちら派ですか? 明るく献身的な性格のさっちゃんと、どこか冷めた印象ではかなくミステリアスな紫乃、どちらにひかれますか?

 どっち派なんだろう…難しいですが、さっちゃん派ですかね。僕は遠距離恋愛や、この作品のような恋愛をしたことがないので何とも言えないのですが、明るい方が好きですし、ミステリアスな感じの人は、どう接していいのか分からないと思います(笑)。

-平野さんの好みのタイプはどんな方ですか。

 とくに“こういう人”というタイプはないですし、ストライクゾーンは広いのですが、最低条件はあいさつができる人です。あいさつや礼儀がしっかりしている人にひかれます。

-ご家庭でも礼儀やあいさつは厳しく育てられたのでしょうか。

 “対人”に関することは昔から母親や家族に厳しく言われましたし、勉強というよりは「礼儀やあいさつをきちんとしなさい」というのは言われて育ちました。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【Kカルチャーの視点】「ユミの細胞たち」の原作者、ウェブトゥーン作家イ・ドンゴン

インタビュー2025年11月17日

 韓国文化の“今”を再構築し続けるKカルチャー。今回は、デジタル空間で物語を紡ぐウェブトゥーンの世界に焦点を当てる。平凡な会社員ユミの頭の中で繰り広げられる細胞の物語――。2015年に連載を開始した「ユミの細胞たち」は、全512話で32億ビ … 続きを読む

尾上眞秀「お母さんやおばあちゃんが喜んでくれました」寺島しのぶの長男が舘ひろしとの共演で映画初出演『港のひかり』【インタビュー】

映画2025年11月14日

 日本海沿岸の小さな漁師町を舞台に、元ヤクザの漁師・三浦と目の見えない少年・幸太という、年の離れた孤独な2人の絆を描くヒューマンドラマ『港のひかり』が、11月14日から全国公開中だ。  主演に舘ひろしを迎え、『正体』(24)の俊英・藤井道人 … 続きを読む

『物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家の物語』(7)神々がすむ土地を語る

2025年11月14日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼玉田永教と神道講釈  銭湯の湯け … 続きを読む

ハリウッド・リメイク決定!インド発ノンストップ・アクション!「日本の皆さんにも楽しんでいただけるはず」ニキル・ナゲシュ・バート監督『KILL 超覚醒』【インタビュー】

映画2025年11月13日

 40人の武装強盗団が、ニューデリー行きの特急寝台列車を襲撃! 刀を手に乗客から金品を奪う強盗団のリーダー、ファニ(ラガヴ・ジュヤル)は、大富豪タークルとその娘トゥリカ(ターニャ・マニクタラ)を人質に取り、身代金奪取をもくろむ。だがその列車 … 続きを読む

上白石萌歌「小さなお子さまから大人の方まで幅広く届いてほしいと思います」『トリツカレ男』【インタビュー】

映画2025年11月11日

 何かに夢中になると他のことが目に入らなくなってしまうジュゼッペ(声:佐野晶哉)は、街の人々から「トリツカレ男」と呼ばれている。ある日、ジュゼッペは、公園で風船売りをしているペチカに一目ぼれし、夢中になるが…。作家・いしいしんじの同名小説を … 続きを読む

Willfriends

page top