鈴木保奈美、知事役でコメディー舞台初主演「なるべくフレッシュな、おいしい“お刺身”をご提供したい」【インタビュー】

2024年7月4日 / 08:00

-大物政治家役の佐藤B作さんとは初共演と聞いています。

 そうですね。B作さんはお稽古に合流なさったばかりなので、まだこれからではありますが、初日に一言発せられただけでお稽古場の雰囲気が変わってピリッとしたので、本当に来てくださってよかったなと感じました。

-鈴木さんは、近年、ドラマや映画などの映像作品のみならず、舞台作品にも積極的にご出演されている印象があります。舞台作品に出演することの面白さをどんなところに感じていますか。

 約1カ月、毎日同じ場所に通って、チームで作っていけるというところです。なかなか映像では1回立ち止まってみんなで悩んで、「どうする?」と話し合う時間が取れないことが多いと思います。それに、(スピーディーに進めるために)演出家や監督、プロデューサーなどの作品を引っ張っていく人が決定権を握っていることが比較的多いので、(舞台では)みんなでどうしようと考える時間を持てるということ自体が面白いのかなと思います。

-では、舞台でお芝居をすることで、お客さんにどんなことが伝わればいいなと考えていますか。

 画面を通したものではなく、“生”だということを伝えられると思います。お芝居に限らず、例えばコンサートや落語などでもそうですが、私自身も毎回、「実際に目の前で話しているんだ。実際の声を聞いているんだ。生で演奏されている音を聞いているんだ」ということを感じますし、この時間が過ぎ去ってしまったら全く同じものは2度とないんだという感動のようなものがあります。ですが、それほど難しく考えなくていいと私は思うんです。「あの人、意外と小さいんだ」とか、「テレビで見ていたあの俳優さんは、背が高いんだ」とか「テレビと違うね」でいいと思うんですよ。「実際に舞台で見た後に、テレビで見たらイメージが変わったな」でもいいです。そうしたことだけでも、何かが広がるような感じがしませんか? 知識といったら大げさですが、何か小さなことでも感じていただけたらと思います。

-改めて、公演に向けての意気込みや読者にメッセージをお願いします。

 生ものなので、私も今はまだどうなるか分かりませんが、なるべくフレッシュな、おいしい“お刺身”をご提供したいと思っております。

(取材・文・写真/嶋田真己)

 舞台「逃奔政走(とうほんせいそう)‐嘘つきは政治家のはじまり?‐」は、7月5日~16日に都内・三越劇場、7月20日~21日に京都劇場で上演。

舞台「逃奔政走(とうほんせいそう)‐嘘つきは政治家のはじまり?‐」

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