エンターテインメント・ウェブマガジン

(C)エンタメOVO
僕も海外でいろんな経験をしてきましたが、彼も俳優になるまでは、世界中を旅した経験を持つ青年なので、その懐の広さは通じ合う部分があるような気がします。正義感を持って社会と向き合う龍という役も、彼にぴったりではないでしょうか。
日本映画界の第一線で活躍される皆さんが、よく引き受けてくれたと思います。発想もそれぞれ個性的だったので、現場は面白かったですね。その一方で、作品としての統一感が損なわれないように、皆さんで綿密に打ち合わせしながら撮影を進めていたようです。おかげで、完成した作品を見ても、違和感は全くありません。お三方が協力することで、作品のクオリティーがグッとアップしたのではないでしょうか。
世界配信というお話には驚きました。最近は、同じディズニープラスで独占配信中の『SHOGUN 将軍』(24)のように、日本を題材にしながら、海外で評価される作品もあるので、この作品を海外の方がどうご覧になるのか、気になるところです。ただ、僕としてはまず、一人でも多くの日本のお客さんに見てもらいたいと思っています。
実は脚本を書いたのは、日本人ではなく、エグゼクティブ・プロデューサーを務めるデビッド・シンという外国の方です。でも、日本でのビジネス経験があり、日本を心から愛する彼が書いた脚本は、まるで日本人が書いたのではないかと思うほど、違和感のない出来栄え。それどころか、日本人が気付かなかった、あるいは見過ごしてきたことを指摘するような視点の鋭さもある。特に、政治家の扱いはかなり辛辣(しんらつ)で、「こんな政治家いるな」と思わされます。最近のおかしな日本の政治に対する僕自身の憤りに通じる部分も多かったので、納得感もあり、躊躇(ちゅうちょ)なく演じることができました。
今回、全10話のドラマということで、今までにないほど長い間、大神龍太郎について考える時間があり、僕にとって新鮮な体験でした。とはいえ、まだまだ彼に対する興味は尽きず、さらに掘り下げてみたい人物です。また、龍太郎だけでなく、彼の家族にもさまざまなドラマが待ち受けているはずなので、ぜひシーズン2,3と続けていければと思っています。皆さんにも楽しんでいただけたら幸いです。
(取材・文・写真/井上健一)

『フクロウと呼ばれた男』
配信:ディズニープラス「スター」で 独占配信中
出演:田中泯 新田真剣佑
安藤政信 ⻑谷川京子 中田⻘渚 / 萬田久子
二階堂智 ハイディ・バーガー 池田良 結城貴史 柳英里紗 あこ
大坊健太 尚玄 淵上泰史 忍成修吾 土屋キュウ 久藤今日子 浦浜アリサ 大⻄信満
野村祐人 片山萌美 川瀬陽太 吉澤健 / 中野英雄 / 木村多江 / ⻑塚京三
大友康平 益岡徹 / 原田美枝子 中村雅俊
エグゼクティブ・プロデューサー&脚本:デビッド・シン
演出:森義隆、石井裕也、松本優作
映画2026年6月30日
-「愛か呪いか」が、この映画のキャッチコピーになっていますが、それについて、演じながらどのように感じましたか。 本当にその通りだと思います。愛とか呪いとか、一応名前は付いていますけど、それって、立体造形にしたら同じものができる可能性がある … 続きを読む
映画2026年6月29日
-劇中では、麗司や颯真が人や作品との出会いを経て成長していく姿が描かれています。俳優として数々の出会いを経験してきた塩野さんにとって、最近ではNHKの大河ドラマ「光る君へ」(24)への出演も大きな出会いだったと思います。放送から2年がたち、 … 続きを読む
ドラマ2026年6月29日
-これからの暑い季節の撮影で大変なことも多いと思いますが、暑い中での撮影で心がけていることはありますか。 横山 10年前にも同じスタッフさんと一緒にドラマを作ったのですが、そのときはスーツで。それもめちゃくちゃ大変だったんですが、今回は … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年6月27日
藤井流星が主演を務める舞台、ROLL⦅CAKE⦆TIMEが7月6日から上演される。本作は、藤井が脚本・演出の西田征史と2020年のドラマ&舞台「正しいロックバンドの作り方」以来6年ぶりにタッグを組む、完全オリジナルのハートフルサスペンスコ … 続きを読む
映画2026年6月26日
「スリラー」以降のマイケルのMVのキャリアは、「映画監督と組んで映像表現の限界を押し広げた歴史」そのものだった。 「今夜はビート・イット」(83)の監督はボブ・ジラルディ。本物のギャングたちが撮影に参加し、『ウエスト・サイド物語』(61 … 続きを読む