「このワクワクと躍動感、臨場感をスクリーンで味わっていただきたいです」奥平大兼、鈴鹿央士『PLAY! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくて』【インタビュー】

2024年3月7日 / 08:00

 日本の劇映画で初めて「eスポーツ」を本格的に取り上げ、実在の男子学生をモデルに、eスポーツの全国大会を目指す学生たちの姿を描いた青春ドラマ『PLAY! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくて』が、3月8日から全国公開される。本作で、徳島県の高等専門学校に通う郡司翔太を演じた奥平大兼と1学年先輩の田中達郎を演じた鈴鹿央士に話を聞いた。

(左から)奥平大兼(スタイリスト:伊藤省吾〈sitor〉/ヘアメーク:速水昭仁 〈CHUUNi〉)、鈴鹿央士(スタイリスト:梶原浩敬〈Stie-lo〉/ヘアメーク:永瀬多壱〈VANITES〉)(C)エンタメOVO

-最初に脚本を読んだ時の印象と、実際に演じてみてどう感じたか。難しかったとか、楽しかったとか、そのあたりから聞かせてください。

奥平 最初に脚本を読んだ時は、もちろんゲームの魅力もありますが、本当に今っぽい青春映画だなという印象が強かったです。今の若い子からすれば普通の感覚でも、親の世代とか、大人から見たら、また新しい価値観を感じるきっかけになるんじゃないかなと思いました。クランクインする前に、(古厩智之)監督と翔太について話し合った時に、「若い君たちの世代の感覚をお芝居に出してほしい」と言われたので、一生懸命やりました。本当に自由にやらせていただいたので、それほど大変なことはなく、楽しかったことの方が多かったです。

鈴鹿 もともとゲームが好きなので、最初は「eスポーツのゲームだって。やった。うれしいな」と思いました。ただゲームをして、大会を目指して頑張るというのではなくて、彼らが日々過ごす中で、楽しそうな顔をしている裏でネガティブなものを抱えていたりするというのも見えてきたから、いろんなものを抱えている3人の高専生が、一生懸命に頑張っている姿は、きっと見る方たちにも届くだろうなと思いました。だから、その一員として頑張ろうと思ったのが一つです。でも達郎は、一番勝ちに執着しているというか、勉強ができればいい、正解をすればいい、ゲームにも勝てばいいという、勝ちや正解にしか価値を見いだせないようなキャラクターだったので、それを崩し過ぎずに、ほかの2人と混ざっていけるのかなと考えながらやるのが難しくはありました。でも、苦しくはなくて、2人ともすごく楽しみながらお芝居ができたので、楽しかったです。

-共演してみて、互いの芝居の好きなところや、役との向き合い方について聞かせてください。

鈴鹿 (奥平さんは)生きているというのが見える人なので、「いいな、すごいな」と思います。お芝居でも引っ張ってくれるし、「こうしたい」というのはあまり言わないけれど、 僕が困っている時にお芝居でも言葉でも言ってくれたりもしたので、すごく助かりました。

奥平 央士くんも(チームの一員の小西亘役の)小倉(史也)さんも、僕にはできないことができる人たちだなと思っています。僕もまだお芝居を始めてからそんなに時間がたっていないですし、万能な頭を持っているわけでもないので。ただ今回は、監督から「自由にやって」と言われたので、そうしていました。撮影中は、すごく大変なシーンもあったんですけど、その時に、僕の頭では分からないようなことについて、央士くんが「じゃあ、こうしよう」と言ってくれたりもしました。お芝居を見ていても、僕とは違ったベクトルで考えているので、見ていて面白いんです。だから、一緒にやっていて、「きっとこう来るだろうな」と想像しているのとは違うことをしてくるから、自由にリアルにできたところもありました。そこは素直に尊敬できるところですし、一緒にお芝居をしてみないと分からなかったことでもあります。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

パク・ジョンミン「一人二役は想像以上に大変でした」韓国のヒットメーカーが「ガス人間」に続いて送り出すサスペンス・ミステリーで熱演『顔 -かお-』【インタビュー】

映画2026年8月28日

 日本でも話題を集めた『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)やエグゼクティブプロデューサー&脚本を務めたNetflix「ガス人間」も大ヒットした韓国のヒットメーカー、ヨン・サンホ。その最新監督作『顔 -かお-』が8月28日から全国公開 … 続きを読む

【映画コラム】「生き残る」とは何か『ラスト・サバイバー』『シェルター』が描く極限の人間ドラマ

映画2026年8月28日

『ラスト・サバイバー』(8月28日公開)  謎のパンデミックによって人類の大半が死滅し、生き残った者たちが奪い合い、殺し合う荒廃した世界。  パイロットのヒッグ(ジェイコブ・エロルディ)は、元軍人のバングリー(ジョシュ・ブローリン)と共同戦 … 続きを読む

安田章大「僕が演じられたのは、のんちゃんのおかげ」のん「安田さんとの出会いは衝撃でした」自閉スペクトラム症の兄とその妹役で初共演『平行と垂直』【インタビュー】

映画2026年8月28日

 自閉スペクトラム症(ASD)の大貴は、清掃の仕事に就き、周囲のサポートを受けながら自立した生活を送っている。一方、妹の希は、心理カウンセラーとして働きながら大貴を支えて暮らしていた。長い間、変わることなく続いてきた兄妹の日常は、希の結婚話 … 続きを読む

井桁弘恵、幼少期のバレエの経験が今の「度胸」に 「バレエの魅力をもっと伝えたい」「SWAN -Ballet cross Reading-」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年8月28日

 ドラマ「そこから先は地獄」(日本テレビ)で主演を務め、映画『教場 Requiem』など数々の映画やドラマに出演、「おしゃれクリップ」(日本テレビ)ではMCも務める井桁弘恵。9月4日から上演される「SWAN -Ballet cross Re … 続きを読む

早瀬憩「撮影中は朝子と一心同体で生きた感覚がありました」感動のヒューマンサスペンスで入魂の演技『私はあなたを知らない、』【インタビュー】

映画2026年8月27日

 新垣結衣と共演した『違国日記』(24)で鮮烈な印象を残し、今年は「サバ缶、宇宙へ行く」、『モブ子の恋』など、続々と出演作が放送・公開される注目の若手俳優・早瀬憩。その最新出演作『私はあなたを知らない、』が、8月28日から全国公開される。 … 続きを読む

page top