山口祐一郎、新作舞台で共演者たちと作り上げる“家族モドキ”な関係【インタビュー】

2023年7月18日 / 08:00

 山口祐一郎と浦井健治、大塚千弘、保坂知寿が出演する舞台「家族モドキ」が7月26日から上演される。本作は、NHK大河ドラマ「篤姫」「江〜姫たちの戦国〜」等多数の脚本を手掛ける田渕久美子と、ミュージカル「ダンス オブ ヴァンパイア」「ローマの休日」など幅広い作品で演出を務める山田和也がタッグを組んで送る家族の物語。大学教授の高梨次郎を演じる山口祐一郎に、本作への意気込みや“家族”にまつわるエピソードを聞いた。

山口祐一郎 (C)エンタメOVO

 田渕さんと山田さんの3年ぶりのタッグ作品となります。改めて、出演が決まったときの心境を教えてください。

 良かったな、幸せだな。こんな作品がまたできるんだ、というのが率直な思いです。それと同時に、皆さんコロナ禍の3年間で、さまざまなことを経験して、大変だった方もたくさんいらっしゃる中で「家族モドキ」というタイトルの作品に出演できることをとてもうれしく思います。劇場で、また皆さんと一緒に“ファミリー”となって、この大変な2023年、そしてその先も、お互い元気に頑張っていきましょうと。そういう機会をいただけることが幸せです。

-浦井さん、保坂さんとは2020年に上演された「オトコ・フタリ」に続いての共演ですね。

 そうですね。浦井さんとは20年以上、保坂さんとは40年以上もさまざまな作品でご一緒しているので、とてもありがたいです。人生の時間を共有した人たちと一緒に芝居を作れる機会を持てるということはなかなかあることではないので、本当に幸運なことだと思います。

-二人のどんなところに魅力を感じていますか。

 俳優としての魅力という意味では、その作品に、リミットなしで自分の時間とエネルギーを奉仕することができる方たちであるというところです。ノウハウを自分自身で確立なさっていらっしゃるので、それを間近に見ると、素直に「参った」と思います(笑)。それと同時に、遅ればせながら、私もご一緒させていただくために頑張らなくてはいけないと再確認できる。そういう方々です。

-今回はそこに大塚さんも参加されます。

 初めて共演させていただいてから20年ほど経っていると思いますが、大塚さんがどんどん変化していくのを間近で見てすばらしいと思っています。僕は、大塚さんのお父さまと同じ年なんですよ。ですから、 “劇場の父”としてお互いに心を開いてお仕事していけたらと思います。先ほどお話しした保坂さんも浦井さんも若い頃からご一緒してきたということを考えると、そうした方たちとご一緒する本作は、「家族モドキ」というタイトルそのままだなと思います。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

「豊臣兄弟!」第16回「覚悟の比叡山」“守られる側”の農民から“守る側”の侍になった小一郎と藤吉郎の覚悟【大河ドラマコラム】

ドラマ2026年4月28日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=木下小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=木下藤吉郎/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの奇跡を描く物語は快調に進行中。4月26日に放送された第16回「 … 続きを読む

ゆうちゃみ「るり子が現実にいたらめっちゃ親友になれそうやなっていう感じでした」『アギトー超能力戦争ー』【インタビュー】

映画2026年4月28日

 仮面ライダー生誕55周年記念作『アギトー超能力戦争ー』が4月29日から全国公開される。本作で主要キャストの1人である葵るり子を演じたゆうちゃみに、映画初出演への思いなどを聞いた。 -出演が決まった時の心境は?  「マジ、ドッキリ?」みたい … 続きを読む

千葉雄大、「映像の人」「舞台の人」という「垣根をなくしたい」 友近と挑む二人芝居・リーディングドラマ「老害の人」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年4月25日

 内館牧子によるベストセラー小説『老害の人』が、リーディングドラマとして舞台化される。出演者は、友近と千葉雄大の二人だけ。登場人物のすべてを、二人が自在に演じ分ける。  物語の主人公は、小さな玩具屋を大企業に育てた元社長の福太郎。老いてなお … 続きを読む

小手伸也、「映像ではテンションの7割しか出していない」 リミッターを解除して臨む舞台初主演作「コテンペスト」

舞台・ミュージカル2026年4月25日

 小手伸也が舞台初主演を務める「俺もそろそろシェイクスピア シリーズ『コテンペスト』」が、6月27日から上演される。公演に先立ち、小手が取材に応じ、本作への思いを語った。  本作は、シェイクスピアの最後の作品「テンペスト」の設定を現代に置き … 続きを読む

【映画コラム】4月後半公開の映画から『人はなぜラブレターを書くのか』『今日からぼくが村の映画館』『ソング・サング・ブルー』

映画2026年4月24日

『人はなぜラブレターを書くのか』(4月17日公開)  2024年、千葉県香取市で定食屋を営む寺田ナズナ(綾瀬はるか)は、ある青年に宛てて手紙を書く。  24年前、当時17歳だったナズナ(當真あみ)は、いつも同じ電車で見かける高校生の富久信介 … 続きを読む

page top