「らんまん」伊礼彼方「浜辺美波さんから“ヤバ藤”と呼ばれました(笑)」ガンガン攻める万太郎の恋敵・高藤雅修を熱演【インタビュー】

2023年6月7日 / 08:20

-特に印象に残っている高藤のせりふはありますか。

 舞踏練習会の発足式の開催が決まった後、寿恵子さんとダンスの練習をするシーンがあるんですが、そのとき、とても自信満々で傲慢(ごうまん)なことを言うんです。僕はそのせりふがものすごく好きで、最初に読んだときは笑ってしまいました。「本気なんだろうな、この人」と(笑)。それと、第11週でも寿恵子と一緒に食事する際、自信満々なせりふが出てきます。その二つが、最初に高藤を形作るヒントになりました。多分ここに高藤の本音があるので、それをどううまく隠しながら進めていこうかなと。そこから逆算で作っていきました。ぜひ注目してください。

-今後は寿恵子とダンスするシーンもありますが、寿恵子役の浜辺美波さんの印象は?

 ダンスの稽古は撮影の2カ月ぐらい前から始まりました。ミュージカル俳優同士の場合、ダンスや歌など、「初めまして」でいきなり触れ合ったりするスキンシップは普通なので、みんなオープンマインドなんですけど、お芝居畑の方とやると、そこの取っ掛かりで皆さんちゅうちょするんです。浜辺さんも、ダンスに対して苦手意識があったらしく、そのせいか僕の目にはシャイに映ったので、最初は距離を測りながら接していきました。でも、ふたを開けてみたら、とても話好きな方で。最終的には“ヤバ藤”と呼ばれるようになり、「ガンガンきますよね、高藤って。本当に“ヤバ藤”ですよね」みたいなことを言われたので、とてもかわいらしいオープンな方だなと(笑)。

-それでは最後に視聴者へのメッセージを。

 僕は愛情を持って高藤という役を演じていますが、話が進めば進むほど、視聴者からは駄目な男に映ると思うんです。だから、優しい目で見守っていただけたらと思います。ただ、作品の中では万太郎と寿恵子さんが結ばれるための起爆剤的な役割なので、皆さんの反響を見ながら、自分がきちんと仕事を全うできたか確認していこうと思います。ぜひ今後もSNSでいろんな意見を書いていただけたらうれしいです。

(取材・文/井上健一)

高藤雅修役の伊礼彼方 (C)NHK

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

尾上松也「金田一耕助を演じる喜びがふつふつと」奥智哉「今の時代にふさわしい作品に」名作ミステリー映画で共演『八つ墓村』【インタビュー】

映画2026年9月18日

-お二人は今回が初共演だそうですが、そういう金田一と辰弥の関係をどのように作っていったのでしょうか。 松也 僕のクランクインが、ロケ地の岡山でちょうど奥さんや堀田(真由/森美也子役)さんと3人のシーンでしたので、初日の撮影が終わった後にみん … 続きを読む

有村架純、石田ひかり、姫野花春「見終わった後ですごく幸せな気持ちになれる映画です」『さとこはいつも』【インタビュー】

映画2026年9月18日

有村 花春ちゃんは、その青さといい輝きといい、本当に今しかないものがしっかりと画面に映っていました。15歳の聡子ちゃんには、まだ名の知れぬ感情がいっぱいある。これからこの子はいろいろな感情を知って大人になっていく。今はそのスタートラインにい … 続きを読む

見上愛「樹里ちゃんは周りを安心させる空気感を持っている」上坂樹里「愛さんが私を直美にしてくれました」主演の2人が撮影を振り返る【連続テレビ小説「風、薫る」インタビュー】

ドラマ2026年9月17日

-看護師役を演じて、看護師に対する印象が変わった部分はありますか。 見上 最初の頃は、「技術職」という印象が強く、看護婦養成所のパートが始まったときは、包帯やシーツをきちんと扱えるようにしなければ…という意識が強かったんです。でも、イベント … 続きを読む

丸山隆平「きっと誰も見たことがないものになる」 舞台「water」で挑む半自伝的作品【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年9月14日

 丸山隆平と、演劇団体マームとジプシーの主宰を務め、劇作家・演出家として注目される藤田貴大が企画し、作り上げる舞台「water」が9月27日から上演される。本作は、丸山の記憶の断片を散りばめながら、藤田の視点で見つけた京都という土地、そして … 続きを読む

倉悠貴 豊臣兄弟を支える軍師・黒田官兵衛を好演中「最後までしっかり演じ切りたい」【大河ドラマ「豊臣兄弟!」インタビュー】

ドラマ2026年9月13日

-本作では戦国時代の過酷さが描かれる一方で、ユーモアのあるシーンも多いですが、その辺もお二人が空気感を作っているのでしょうか。  その点は、お二人と一緒に現場を引っ張ってくださる蜂須賀正勝役の高橋努さんの存在も大きいです。この作品は、戦国時 … 続きを読む

page top