草なぎ剛、節目の年を前に考える自身の変化「一日一日を充実したものにしたい」【インタビュー】

2023年1月13日 / 08:00

 草なぎ剛が主演するドラマ「罠の戦争」の放送が、1月16日からスタートする。本作は、「銭の戦争」「嘘の戦争」に続く、戦争シリーズ第3弾となるドラマで、愛する家族を傷つけられた議員秘書が、知力を尽くして鮮やかな“わな”を仕掛け、悪しき政治家を失脚させる復讐(ふくしゅう)劇だ。草なぎに、本作への思いや、見どころを聞いた。

ドラマ「罠の戦争」 (C)カンテレ

-6年ぶりのドラマ主演になります。改めて意気込みを聞かせてください。

 「頑張ります。うれしいです。精いっぱいやります」。そんな感じです(笑)。

-最初に台本を読んで、どんな感想を持ちましたか。

 「銭の戦争」や「嘘の戦争」は、物語の冒頭からパンチのある作品でしたが、今回、僕が演じる鷲津亨は普通の男性です。それ故に、親近感を持っていただけると思います。脚本を後藤法子さんが書いてくださっているので、涙するような感動的なシーンもありますし、鷲津がわなを仕掛けているのか、それともわなにハマっているのか、ドキドキする展開もあり、とても読むのが面白い脚本です。

-第2作目の「嘘の戦争」が終わったときには、シリーズが続くという期待はあったのですか。

 僕が出演したカンテレさんの「僕の生きる道」から始まった“僕シリーズ”も3作制作していただいたので、“戦争シリーズ”も3作やりたいという期待はしていました(笑)。今回、(「嘘の戦争」から)6年の間が空いてはいますが、その分、深みや成熟した姿が見せられたらいいなと思っています。僕、ビンテージのギターやジーンズが好きなので、それと同じように(笑)。

-自身の中で成熟したなと、今感じているところは?

 早起きになりました。少し早く起きるだけで、台本を読む時間も作れるので、そこは成熟したと思います(笑)。

-そのほかにも、この6年間で、自身の中で変わったと思うことはありましたか。

 日々、自分の中で幸せって何かなと、問い掛けるようになったかな。時間の大切さや日常の幸せを考えるようになりました。そういう意味では、この6年で、ガラッと変わったと思います。これまでご一緒してきた先輩方の年齢に自分が近づいたことで、改めて先輩方をリスペクトする気持ちも強くなってきたし、小さな幸せを敏感に感じ取れるようになりました。一日一日を充実したものにしたい。朝は早く起きて、充実した1日を送りたい。それで早起きになりました。

-なるほど、そこにつながるんですね。先輩といえば、「銭の戦争」「嘘の戦争」には、2018年に急逝した大杉漣さんも出演していました。大杉さんは草なぎさんにとってどんな存在でしたか。

 とても大きな方でした。一番、ドラマでの共演が多かった方なんじゃないかと思います。ほとんど全部の僕の出演作に出てくださっていましたから。いつもいつも僕を温かさで包んでくれていましたし、漣さんのおかげで大変なドラマを乗り切れたところもありました。ご一緒するたびに褒めてくださるんですよ。それがすごくうれしかった。皆さんがご存じのように、偉ぶったりしない方だったので、取り立てて僕に何かを教えようということではなく、ただ一緒に楽しんで、大きな影響をくださった。今、撮影していても漣さんのことはよく考えます。この「罠の戦争」も、きっと漣さんが見ていてくれるという気持ちでやっています。

-大杉さんの印象に残っている言葉は?

 「剛くんはいつも進化しているね」という言葉かな。特に意識していたわけではないですが、そう言われるとうれしくなって、そうなのかな?って(笑)。おだてられていたのかもしれないですが、それはそれで心地よくて、温かいなと感じました。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

松本怜生 豊臣兄弟を支える忠臣・石田三成を好演中「演技について家臣団で話し合っています」【大河ドラマ「豊臣兄弟!」インタビュー】

ドラマ2026年10月11日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合 毎週日曜 夜8:00~ほか)。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=羽柴秀長/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡跡を描く物語は快調に進行中だ。劇中、秀 … 続きを読む

柚香光「つややかで、あでやかで、華やか、そして情に深く」 最後の「髑髏城の七人」に挑む思い【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月11日

 作・中島かずき、演出・いのうえひでのりによって生み出された劇団☆新感線を代表する演目である「髑髏城の七人」。7年ごとに繰り返し上演され、そのたびにさまざまな工夫を凝らし進化をし続け、これまで11バージョンが上演されてきた。そして、今回「髑 … 続きを読む

堤真一「自分なりの演じ方」で描き出す 濵田崇裕、ローマは「僕が出会ったことがない人間」 「グレンギャリー・グレンロス」で初共演【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月10日

 堤真一と濵田崇裕が初共演にしてダブル主演を務める、Bunkamura Production 2026/DISCOVER WORLD THEATRE vol.17「グレンギャリー・グレンロス」が、11月6日から上演される。本作は、1983年 … 続きを読む

戸田菜穂「スッとあの時代に入っていけるような空気がありました」名作漫画の実写映画化で、昭和の母を好演『遥かな町へ』【インタビュー】

映画2026年10月9日

 10月9日から全国公開となる『遥かな町へ』は、「孤独のグルメ」「神々の山嶺」で知られる漫画家・谷口ジローの名作を実写映画化した作品だ。  建築デザイナーとして活躍する48歳の中原博史(大谷亮平)が、故郷・鳥取県の倉吉で母親の墓参りを済ませ … 続きを読む

【映画コラム】9月の公開映画から

映画2026年10月8日

「バックルームズ」(9月4日公開)★★★ 出口のない迷宮が生む恐怖  “あるはずのない隙間”から、黄色い壁に囲まれ蛍光灯に照らされた迷宮のような空間へ迷い込んだ男(キウェテル・イジョフォー)が、出口を求めてさまよう。インターネット発の都市伝 … 続きを読む

page top