葵わかなが語る“お金の使い方” 「これにいくらかけられるか、自分の中の価値を考える」【インタビュー】

2023年1月4日 / 08:00

-すてきな出会いとは?

 監督、演出家さん、俳優さんとたくさんの出会いがあり、どれも印象深いのですが、2月に出演した舞台「冬のライオン」で、初めて演出家の森新太郎さんとご一緒させていただいたのは自分の中で大きな出会いでした。佐々木蔵之介さんや高畑淳子さん、それからきょうだい役の皆さんと、出演者の皆さんも“お芝居の塊”みたいな方ばかりでしたが、それを上回るほどの“お芝居の塊”の森さんがいらっしゃって、学ぶことがとても多かったです。忘れられない出会いでしたし、またご一緒したいとすごく思います。その後、6月に開幕した舞台「パンドラの鐘」も大きな作品で、いい経験ができたなと思います。

-23年はどんな年にしたいですか。

 2023年は、このドラマの撮影から始まるので、満足いくように終えられたらと思いますし、新しい作品にも出会えたらと思います。ただ、まずは健康です。体調を崩さずに1年を過ごしたいと思います。

-プライベートでやりたいことは?

 2022年はお仕事を頑張った1年だったので、23年は旅行に行きたいです。毎年、何回か祖父と山登りに行っているのですが、22年は行けなかったんです。なので、23年は絶対に行かなくちゃと思っています。行けるときにいろいろなところに行きたいんです。

-おじいさんとの山登り、すてきですね。

 祖父のペースに合わせ、ハイキング程度の山登りなので、初心者でも楽しめるんです。

-改めて、本作の見どころを。

 リアルで共感してもらえる作品になっていると思います。美帆たちの駄目な部分も隠さずに描いているので、私はすごく勇気をもらえましたし、「これからやっていこう」と考えている人をアシストするための内容が詰まっています。お金について描いてはいながらも、どう豊かに人生を過ごすかを伝えているお話でもあります。家族愛や夫婦愛、人に支えられて生きているということを丁寧に描いているドラマなので、温かい気持ちになってもらえたらいいなと思っています。

(取材・文・写真/嶋田真己)

土ドラ「三千円の使いかた」 (C)東海テレビ

 土ドラ「三千円の使いかた」は、2023年1月7日23時40分から、東海テレビ・フジテレビ系で放送スタート。
公式サイト https://www.tokai-tv.com/3000yennotsukaikata/

 

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

「光る君へ」第三十三回「式部誕生」人々を動かす「源氏物語」の存在【大河ドラマコラム】

ドラマ2024年9月7日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。9月1日に放送された第三十三回「式部誕生」では、「源氏物語」の続きを執筆するため、内裏に出仕した主人公・まひろ(吉高由里子)の日常と、中宮・彰子(見上愛)との出会いが描かれた。  彰子の住まいで … 続きを読む

山口紗弥加「自分が役に乗っ取られたような感覚です」ネタバレ厳禁のミステリーで入魂の演技を披露「私の死体を探してください。」【インタビュー】

ドラマ2024年9月6日

-そういう意味では、麻美の夫・正隆を演じる伊藤さんのお芝居に助けられた部分も?  もちろん! 伊藤さんのお芝居には本当に助けられました。正隆は最低のクズ男なんですけど、人間力の高い伊藤さんが演じているだけあって、一周回っていとおしくなる瞬間 … 続きを読む

河合優実「すごいところに羽ばたいていく予感はありました」金子大地「面白い映画になるのは間違いないと」恋人役で共演の2人が語るカンヌ受賞作の舞台裏『ナミビアの砂漠』【インタビュー】

映画2024年9月6日

-恋人でありながら緊張感のあるカナとハヤシの関係は、そういう山中監督の演出が生んだものかもしれませんね。現場の様子はいかがでしたか。 河合 ワンシーン、ワンシーン、みんなが面白がりながら撮っていました。「このシーン最高!」みたいな空気が毎日 … 続きを読む

【週末映画コラム】『エイリアン』の“その後”を描いた『エイリアン:ロムルス』/各国の映画祭で注目を集めた心理ホラー『映画検閲』

映画2024年9月6日

『映画検閲』(9月6日公開)  1980年代、サッチャー政権下のイギリス。「ビデオ・ナスティ」と呼ばれた暴力シーンや性描写を売りにした過激な映画の事前検閲を行うイーニッド(ニアフ・アルガー)は、容赦のない冷徹な審査故に「リトル・ミス・パーフ … 続きを読む

紅ゆずるの“ゼロ地点”は「宝塚歌劇団の公演を初めてテレビで見た日」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2024年9月3日

-ネヴィルと現在の妻のケイ、そして元妻のオードリーが1カ所に集うという状況もまた複雑ですね。  物語の始めはネヴィルとケイとオードリーという三角関係があり、その女性の間で揺れ動く男性のよくある話かなと思ったのですが、進んでいくと全く違う。最 … 続きを読む

Willfriends

page top