エンターテインメント・ウェブマガジン
確かに、現代を描きたいという意識はそれほどないかもしれないですね。でも、時代の変化には興味がある。ただし、時代の変化によって起きる社会問題を斬るつもりは全くない。物事の良し悪しや自分の判断を押し付けることが、一番映画的でないと思うから。それでも、自分が社会に対して思っていることがつい台本のせりふになって出てきたりして、テーマになってしまうことはありますし、対比にも確かに興味があります。それは近代ではなくても、家に歴史本があるのでたまに開いて、中世のヨーロッパと現代を対比させて想像したりすることは好きです。人間の何が変わって何が変わらないのかと。
対比は娯楽の要素としては、確かに強いですよね。でも、特に最近は、このテーマを際立たせるために対比させようという意識はあまりない。今は変化の過渡期だから、個人の感情が後回しにされる。善いことと悪いことが決めつけられる時代になってきている気がします。だけど人間って、本来さまざまな感情があるもの。それなのに今は、完璧な善人だけが求められる。善しかない人間なんていないことは誰だって分かっているはずなのに。社会が求めるものと個人の感情がかけ離れている気がするので、それを脚本にしたいという思いは強いです。
それはアーティストや報道メディアにも言えることですけど、自由に表現できなくなってきているというか、何が本当の多様性なのか誰にも分からなくなってきている気がします。
(取材・文・写真/外山真也)
映画2026年10月29日
-「いい日旅立ち」を何回も歌う場面がありましたが、いかがでしたか。 丘 自分の歌手生活で、「もっとうまく歌え」と言われたことは何度もありますが、「もっと素人っぽく素朴に歌ってほしい」というのは初めてでした(笑)。そこの引き算が難しかったです … 続きを読む
映画2026年10月29日
-ほぼ小さな店内で展開していく、どちらかというと演劇的な世界でしたね。 本当に狭い空間の中に皆さんがいる感じでしたが、共演者の中には舞台畑の人もいて、共通言語が持てる人たちが多かったので、それは楽でした。自分が好きな役者さんもいたので、そ … 続きを読む
映画2026年10月28日
-マットに共感する部分はありましたか。 いろいろな努力が報われて、やっと俳優としての成功にたどり着いた。それが、突然失われる。この業界ならではの残酷さが結構リアルに描かれていると思いました。だから、今の時代において、とても重要性のある要素 … 続きを読む
映画2026年10月20日
『ディスクロージャー・デイ』(10月1日公開) サイバーセキュリティーの専門家ダニエル(ジョシュ・オコナー)は、謎の組織ワーデックスから機密情報を盗み出す。一方、ローカル局で気象予報士を務めるマーガレット(エミリー・ブラント)は、突如とし … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年10月20日
-本作の注目してもらいたいところは? 松尾 たくさんのキャラクターが登場しますが、全員に感情移入できる作品なのではないかなと思います。光一くんは、「陽」だけのものは作らないと思うので、「陰」があったり、考えさせられる物語になると思います。お … 続きを読む