エンターテインメント・ウェブマガジン
のん 役者などのお仕事以外ですよね。ポテチの薄塩味がずっと好きです(笑)。あとは、絵を描くのもずっと好きです。
磯村 最近は、お魚かもしれません。日常的に魚をさばいたりするのが好きになりました。これもミー坊のおかげです(笑)。続編ができたら、ミー坊に魚がさばけるようになったと報告したいです。
のん 私も、この映画のおかげでバタフライナイフで魚がさばけるようになりました(笑)。
のん すごく楽しかったです。監督の中に「こうかな」という、“沖田節”の答えが見つかって、それに寄り添って演じていくのが、とても楽しかったです。沖田監督は、笑いがこらえられないんです。だから、スタッフに怒られるから、必死にこらえながらモニターを見たりしていて。必死で真剣なシーンが逆におかしかったり、謎の筋トレをしているシーンは『ロッキー』を意識したらしいんですが(笑)、そういうちょっとした要素が面白くて、監督のこだわりが見える演出がちりばめられているので、すごく幸せでした。監督の集中力に乗っかって演じると、自分もよくなるという循環がありました。沖田監督を見ていると、幸せな気分で映画を作るのはこんなにいいものなんだと感じます。
のん 最高の映画が完成したと思って感動しました。全部のシーンが多幸感にあふれていて、タコだけに(笑)。うまくいかないときもあるけど、ミー坊がずっとお魚が好きというのを崩さないから、それが希望になっていて、すごくいい映画だなと思いました。
磯村 本当に面白かったです。見終わった後に胸が温かくなって、のんさんが、ミー坊はもちろん、もうさかなクンにしか見えなくなって(笑)。現場でも思っていましたが、映画を見て改めてそう思いました。さっき、のんさんがタコの駄じゃれを言っていましたけど、実際のさかなクンもすごく駄じゃれを言うんです。だから、何か「血を継いでいるな。そこまで研究したんだな」と思ってびっくりしました(笑)。
のん この映画は、見ていただくと皆さんの希望になると思います。好きを突き進む、自分にとっての好きを信じたい人にとっては、ミー坊はヒーローなので、希望を持って見に来てください。私は、好きなことをやり続けてもいいんだということを、改めて実感しました。
磯村 誰かと比べる必要なんてなくて、本当に自分が好きなものを信じてあげる、それを応援してくれる周りの人を大切にすればいいんだよということを教えてくれる映画でもあると思うので、何か人生の教科書のようになればいいなと思います。何かを好きでいることは大切なので、それをいろんな人に伝えていけたらと思いました。
(取材・文/田中雄二)
イベント2025年7月14日
-先ほどグルメの話がちょっと出ましたが、台湾で撮影中の思い出とかエピソードがあれば。 台湾におじゃまさせていただいたのは、映画『テルマエ・ロマエ』の撮影以来2回目だったんですが、とにかくスタッフのみなさんと和気あいあい撮影が … 続きを読む
映画2025年7月11日
-最初に35ミリフィルムで撮ったというテロップが出ますが、画面の色遣いや音楽の使い方を見ていると、70年代のニューシネマのような雰囲気があると思いましたが、そういう狙いはあったのでしょうか。 その通りです。ただ、それはアメリカ映画に限った … 続きを読む
映画2025年7月10日
-2度の災害を経験して行き場のない怒りを抱いている山本が、ボランティアの若者と出会って心が解けていって笑顔を浮かべる場面が印象的でしたが、若者役の小林虎之介さんとの絡みはいかがでしたか。 僕は若い人と芝居をするのがすごくうれしいんです。今 … 続きを読む
ドラマ2025年7月7日
トリンドル玲奈が主演するドラマ「レプリカ 元妻の復讐」が、7日23時6分からテレ東系で放送がスタートする。本作は原作・タナカトモ氏、作画・ひらいはっち氏による同名漫画を映像化。整形して別人として生きる主人公・伊藤すみれ(トリンドル)が、人 … 続きを読む
ドラマ2025年7月5日
-そのほか、撮影を通じて特に印象に残ったことがあれば教えてください。 安田 撮影が終盤に差し掛かった頃、原作者のキム・スジンさんにお目にかかる機会があったんです。キム・スジンさんは、それぞれのキャラクターに、ものすごく細かいバックボーンを作 … 続きを読む